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2018年11月14日(水)
紙面県内経済

しゃべるPDF制作 KJS(宮崎市)とスカイコム(東京)

2015/07/22

記者会見する教育情報サービスの荻野社長(右)とスカイコムの岩切副本部長=21日、宮崎市役所

 宮崎市の教育情報サービス(KJS、荻野次信社長)と、同市に開発拠点を置くスカイコム(東京)は21日、PDFファイル上で動画を制作、再生できる世界初のソフトウエア「SkyPDF for Talking」を発売した。初年度は国内外の企業や官公庁へ500本の納入を目指す。

 この「しゃべるPDF」(荻野社長)は、PDFファイルに音声と手書き描画で解説や説明を加えることで、文章や画像だけでは分かりにくい書類の内容を効果的に伝え、利用者の理解を手助けする。短時間で製作でき、専門知識は不要。ファイルサイズも小さく、ストレスを感じずに視聴できる。

 電子文書ソフトには「パワーポイント」や「ワード」などあるが、「世界で一番普及しているのがPDF」と荻野社長。「スカイコムの主力ソフト『SkyPDF』は圧縮性や暗号化などによる安全性に優れ、国内の自治体や企業で幅広く導入されていて、将来性が見込める」と共同開発の狙いを説明する。

 両者はSkyPDFにKJSの動画制作ソフト「ThinkBoard(シンクボード)」を組み込む製品コンセプトを、昨年1月に完成。その後動作確認や販売方法などを検討してきた。

 価格は1本1万5千円(税別)。学校や塾、自宅などでの学習、官公庁や企業の資料説明手引書などへの活用が見込まれる。

 既に教科書会社大手の啓林館(大阪市)が運営するeラーニングサイトへの導入を決めている。

 21日に宮崎市役所で会見したスカイコム宮崎事業所の責任者で、開発本部の岩切文博副本部長は「例えばページ数の多い商品マニュアルを理解するのに、このソフトがあれば説明を聞きながら読める。有用なソフトで普及させたい」と話した。

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