みやビズ

2018年6月24日(日)
クロストーク

青島のマーケット拡大へ

2017/08/04
20170803-1admin-image-1501753384.jpg宮交ショップアンドレストラン・経営企画室長 目野和幸さん  宮交ショップアンドレストラン(黒木博社長)が運営する、宮崎市青島の観光商業施設「青島屋」が全面改装を終えて、7月オープンした。青島神社参道に隣接する好立地の同店は、観光浮揚の一翼を担うことが期待される。リニューアルの狙いや来客の反応について同社の目野和幸経営企画室長に聞いた。

宮交ショップアンドレストラン・経営企画室長 目野和幸さん


めの・かずゆき 1969(昭和44)年、都城市出身。都城西高、熊本商科大(現熊本学園大)卒。旧寿屋を経て、宮崎市の印刷会社で企業向けコンサルティングに従事。2007年に宮交ショップアンドレストランに入社、10年から取締役。趣味はランニング。週2、3日は10キロ以上を走り、汗を流す。47歳。

めの・かずゆき 1969(昭和44)年、都城市出身。都城西高、熊本商科大(現熊本学園大)卒。旧寿屋を経て、宮崎市の印刷会社で企業向けコンサルティングに従事。2007年に宮交ショップアンドレストランに入社、10年から取締役。趣味はランニング。週2、3日は10キロ以上を走り、汗を流す。47歳。


 宮交ショップアンドレストラン(黒木博社長)が運営する、宮崎市青島の観光商業施設「青島屋」が全面改装を終えて、7月オープンした。青島神社参道に隣接する好立地の同店は、観光浮揚の一翼を担うことが期待される。リニューアルの狙いや来客の反応について同社の目野和幸経営企画室長に聞いた。

 -参道商店街の入り口に位置し、県民にもなじみ深い青島屋だが、建て替えに踏み切った経緯を教えてほしい。

 以前の建物は1973(昭和48)年に造られたものだった。雨漏りなどの老朽化が見られたほか、店舗内に段差があったり、トイレは和式しかなかったりとバリアフリーの面でもお客さまに不便を強いてきた。それらを改善し、満足してもらえる施設とすることが一番の目的だった。

 改装により売り上げ増加が見込めるとも判断した。これまでも利益はしっかりと上げてきた店だったが、隣接する宮交ボタニックガーデン青島のリニューアルもあり、一体感のある開発をすることで相乗効果が出せると考えた。建て替え費用は約4億2000万円。これは宮交グループが近年行った投資の中でも大きなものの一つだ。

 -以前の建物とは外観、内装ともに大きく変わっている。どのようなこだわりがあるか。

 神社と海水浴場が目の前にあるロケーションを最大限に生かそうと考えた。そこで今回採用したのが「ダブルアプローチ」。神社の参道側、ボタニックガーデン側の両方に店舗入り口を設けている。それぞれで壁材の色調を変えており、コンセプトの「神秘(モダンジャパン)&リゾート」を表現した。和を感じさせる落ち着いた趣、リゾートらしい開放感の両方を感じてもらえればうれしい。

 そもそも観光地とは非日常さを提供し、来た人に高揚感を味わってもらうものでないといけない。店舗施設としては、空間自体を楽しんでもらうというのがポイントになる。その意味で、青島屋は思わず写真を撮り、交流サイト「インスタグラム」に投稿したくなるような「インスタ映え」を意識している。デザイン性の高い外観、内装に仕上げており、実際に店内で写真を撮る光景がよく見られるようになった。

 -確かに新しい青島屋はしゃれた空間になっており、若者受けも良さそうだ。リニューアル以降の客の反応はどうか。

 飲食や土産品ともに滑り出しは順調で、目標を3割ほど上回る売り上げを出せている。そして、まだまだ伸ばせる余地があると考えているのが、夜のマーケットだ。最近の旅行は食事と宿泊を別の場所にする「泊食分離」の傾向が強い。青島はリゾート地でありながら、商業施設や飲食店は夕方で閉めるところが多く、夜の需要を取り逃してきたのではないかと思う。

 試験的に、青島屋のレストランは夏季期間は午後10時まで営業しており、どんな結果が出てくるかを楽しみにしている。駐車場も無人タイプにしたことで、24時間駐車ができるようになった。街灯の整備などまだ不十分な点もあるが、行政や地元と協力しながら夜の受け入れ態勢を充実させていきたい。

 -青島観光の可能性と青島屋が担う機能についてどう考えているか。個人的には、単なる商業施設を超えた役割があるように思う。

 年間約90万人が訪れる場所で、ポテンシャルは大きい。若者に人気のスポットとなっている青島ビーチパークの存在や、青島観光ホテル跡地の開発も進むなど好材料もある。近隣施設と連携を深めながら、まずは青島屋がしっかりと成果を出すことが大事だと思っている。

 われわれの成功を見て、他の商業者が青島のビジネスの可能性を認識し、出店する-。そのような流れをつくるきっかけになりたい。ビジネスが集積することで活気が増し、魅力も高まる。人が人を呼び、全体のマーケット拡大にもつながる。青島は本県の代表的な観光地であり、その活性化は本県全体の底上げにも寄与するはずだ。
          
(聞き手・佐藤友彦)


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