みやビズ

2018年11月14日(水)
寄稿コラム / くらしの中で旅をする~交流の旅が育む地域愛~(福永栄子)

交流の旅が育む地域愛

2014/03/20
 やっと終了!昨晩遅く、みやざきグリーンツーリズム研究会からご依頼を受けていた冊子がついに完成し、入稿を終えた。宮崎県内各地で頑張っておられる、農家民泊や農業や暮らし体験など、ツーリズムを実践する、研究会に所属しておられる方々やその団体をご紹介する冊子で、今後は、会員をもっと募って、宮崎の暮らしのバイブル作成へとつなげていきたいなあ…というもの。
 
3月末に発行する「暮らシックみやざき」(みやざきグリーンツーリズム研究会)

3月末に発行する「暮らシックみやざき」(みやざきグリーンツーリズム研究会)

 名づけて『暮らシックみやざき』!

 宮崎の豊かでシックな(穏やかで深い)「暮らし」を紹介するという冊子で、申し訳ないが、完ぺきな造語である。「宮崎の暮らし本」「みやざきのおもてなし」「みやざき暮らし体験」など、いくつか提出したタイトルのなかから、事務局に選んでいただいた自信作?!

 「みちくさ」のチャーリーコーナーの駄洒落迷人チャーリーが作ったタイトルのようだが、今回は、違う。地域の暮らし大好きなメインカメラマンであり、「みちくさ」副編集長の有田が考え抜いたタイトル。ちなみに私が作ったのは、とても単純で、「宮崎の暮らしを知ろう!」というもので、インパクトはまったくないが、分かりやすいものをあげた。

 だいたい「ツーリズム」って言葉自体、日本語訳が難しい。30年以上前、初めてこの言葉と出会ったときは、「観光学」という言葉で訳されていた。今、当然のように使われている「グリーンツーリズム」という言葉自体、国の機関が作った造語。海業の体験ならば「ブルーツーリズム」、街なか体験ならば「タウンツーリズム」という具合で、かなり氾濫している。

えびの市の農家民泊「鬼ヶ島」で、企業研修の受け入れをする鬼川さんたち。鬼川さんが育てた「ひのひかり」のおにぎりに、煮しめは最高でした!
えびの市の農家民泊「鬼ヶ島」で、企業研修の受け入れをする鬼川さんたち。鬼川さんが育てた「ひのひかり」のおにぎりに、煮しめは最高でした!

えびの市の農家民泊「鬼ヶ島」で、企業研修の受け入れをする鬼川さんたち。鬼川さんが育てた「ひのひかり」のおにぎりに、煮しめは最高でした!

高千穂町の五ケ村の地域おこしを頑張る高藤家の皆さん。高藤文明さんと、おじいさん、お父さん

高千穂町の五ケ村の地域おこしを頑張る高藤家の皆さん。高藤文明さんと、おじいさん、お父さん



 要するに、暮らしのジャンルほどたくさんツーリズムはあるのだ。地域の人々の魅力的な暮らしを体験し、何かを学ぶという、新しい「観光観」ということになるだろう。それが食育や住育であったり、生業(なりわい)自体であったり、はたまた自分発見そのものだったり。

田野の大地に広がる大根やぐらの風景

田野の大地に広がる大根やぐらの風景

諸塚村の山の暮らし体験の写真

諸塚村の山の暮らし体験の写真

2月に発行した「風Vol.3」(宮崎県市町村振興協会)

2月に発行した「風Vol.3」(宮崎県市町村振興協会)



 実際、南九州に住んでいる人はまったく意識はしておられないが、大切な日本人の心がその暮らしのなかに脈々と残っており、ふれあうだけでも生きる原動力、活力を与えてくれるものである。

 2月には、宮崎県市町村振興協会と一緒に『風Vol.3』を完成させた。これは、地域に「風」をおこす原動力になる「力」である人そのものをご紹介する冊子で、今年で3年目。県内各地で活躍している若人から熟年層まで、企業家から農家、地域おこし活動をする方々までジャンルを問わず、元気さを取り上げている。毎年1冊発行しており、たくさんの笑顔が並ぶ冊子。銀行や道の駅などで入手できるが、欲しい方は、今なら、市町村振興協会や弊社で、限定的だが3セット用意できる。

西都原古墳群に咲き乱れる菜の花。今年も、美しい春が訪れた。美しさの後ろには人の思いがある

西都原古墳群に咲き乱れる菜の花。今年も、美しい春が訪れた。美しさの後ろには人の思いがある

 3月末、4月中旬に発行予定の九州観光推進機構と地域と共に作成しているのが、「宮崎・日南・大隅・都城三股」結旅クーポンブック。年度末に発行する「みちくさ4月号」の制作と一緒に、取材三昧の日々。まだまだ魅力が一杯つまった南九州の良さは無尽蔵で、手つかずだなあと思うばかり。暮らシックな南九州の魅力を発信するため、今日も道草をしながら、地域に赴こう!

追伸

 今回が最後のみやビズコラム。あっという間に半年が過ぎました。つれづれなるままに頭や心に浮かんだ「よしなきごと」をそこはかとなく綴らせていただきました。望みは、地域の方々が互いに元気なネットワークを築くということ。そして、その始まりは互いの情報を共有しあうことだと信じています。

 地域の情報発信の核になる宮崎日日新聞社様がつなげて下さる電子ブック版「みやビズ」が今後も今まで以上に県内外に普及することにより、より広域の深いネットワークが構築されていくことを願っております。このような貴重な機会をいただき、ともに情報発信に携わらせていただいたことを、心より感謝しています。掲載のお骨折りをいただいた高森様、読んでくださった方々、誠にありがとうございました。

 広域の人のつながりを築くというライフワークに熱き使命感を抱きつつも、楽しく道草しながら夢の実現に向け歩み続けて参りたいと思います。ぜひこれからも多くの方々に応援いただきながら進んでいきたいと思っています。よろしくお願いします。
(「みちくさ」に続く)

=おわり=

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