みやビズ

2019年8月25日(日)
記者コラム / (鳥)

見聞する大切さ

2013/03/13
 東日本大震災発生から2年が経過した。3月11日が近づくにつれて増えた報道を見ると、あの日から何も復興していない被災地があり、心の傷が全く癒えていない被災者が多いのではないかと思わされる。被災地を訪れておらず、映像や写真で推察するしかなく、現地の空気が感じられないもどかしさもある。

 あの日、体験した揺れや、首相官邸に猛スピードで入って行く黒塗りの車列、不安に駆られ公園に群がる人々などの様子を記事にして東京から送った。余りに甚大な被害を報じる優先性から、原稿の掲載は見送られた。しかし、日付が変わっても緊急地震速報が頻発し、異様な緊張感が解けないまま記事化したことをはっきり覚えている。

 「みやビズ」の「インサイド」で県内企業への影響を紹介したのは3カ月後。読み返すと舌足らずな記事で反省しきりだが、緊張感が抜け切らないうちに何かを記したい考えがあった。読者が関心を持つ事柄に焦点を当てるばかりでなく、関心を呼び起こす記事を書くのも記者の仕事だ。そのためにも自分でしっかりと見聞きし、何がニュースなのか判断できる感覚を持ち続けたい。(鳥)

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