みやビズ

2019年11月13日(水)
記者コラム / (鳥)

アルジェ事件に思う

2013/01/30
 大きな衝撃を受けた事件だった。アルジェリア人質事件。当初、事件の概要や邦人らの安否が明らかにならず、何が起きているのか推測の域を超えなかったが、詳細が分かるにつれて悲劇的な現実の重さに驚がくした。遠い異国で理不尽に命を奪われることになった方々の無念は想像すらできず、ご遺族の心中はいかばかりか。

 同僚に指摘されるまで気付かなかった。多くの犠牲者を出すことになった日揮グループの重久吉弘会長は宮崎市出身だった。この「みやビズ」の「東京発経済人」に2011年11月、登場されている。一読いただければ分かるが、「相手国の発展につながるようなビジネスをいつも考えている」「われわれが建設するプラントは、完成すればそこで何百人という人が働くことになる。新興国の産業化にもつながるビジネスをやっているのが日揮だ」との使命感が重い。

 国内にいる限り、よほど特殊な業務でない限り、多くの人は命を奪われる危険を感じながら仕事をすることはないだろう。自社の技術を用いて他国の発展に尽くすため、海外で汗を流す人は数知れない。本県から渡航している人も少なくない。日本からに限らず、それらの人々が安全な日常を送れる日は、いつやってくるのだろうか。(鳥)

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