みやビズ

2019年11月21日(木)
記者コラム / (鳥)

流行語ではないけれど

2012/12/12
 2012年の流行語大賞は、お笑い芸人の決めぜりふに決まった。テレビ番組やコマーシャルでのインパクトが大きかったのだろう。本県の経済界の人々も、要所要所で印象に残る言葉を発した。そのいくつかを独断で紹介させていただく。

 「ガスだけでなく、大きくエネルギー産業に軸足を置いた事業を展開していきたい」。7月、川南町の工業団地に大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を明らかにした宮崎ガスの塩月光夫社長の言葉。ガス会社が電気か-と個人的に驚かされたが、エネルギーに関して大局的な見地に立つ必要性を感じさせられた。

 「バトンを渡すいい時期と判断した」。宮交ホールディングスの社長だった塩見修氏が、退任を明らかにした4月に口にした。業績に関し「ローギアからセカンドにシフトアップした」など車のギアに例えることが多かった塩見氏。業績低迷を脱しつつあることなどを退任理由に挙げた会見では、地元経済界から請われて約7年間トップを務めた自身を駅伝ランナーに例えた。新社長に就く菊池克賴(かつより)氏は「全力投球して頑張っていきたい」と、マウンドに立つエースの心情だった。

 「宮崎牛をどこで売るのかという視点を明確にし、英知を結集したい」。全国和牛能力共進会で本県が連続日本一を達成した10月、JA宮崎経済連の羽田正治氏が発した。快挙をたたえるばかりでなく、農家の所得安定への決意もにじみ出ている。行政にもハッパを掛け、消費者には購買を促す一言でもあった。

 最後に、フェニックスリゾートを買収したセガサミーホールディングスの里見治社長が、4月の会見で口にした言葉を挙げる。「給与水準の一部を引き上げたい。業績次第では、より一層の還元策も示す」。厳しい経営環境下で給与をカットされてきたスタッフたちを大いに鼓舞するメッセージだったろう。実際に給与を一部改善し、言葉だけでは終わらなかった。

 少々長くなったが、2013年も印象に残る言葉を多く聞きたいと思う。(鳥)

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