みやビズ

2018年10月20日(土)
記者コラム / 巣山貴行

イオンモール宮崎増床まで2年

2016/03/04
2018年春に増床し新棟をオープンさせる計画の宮崎市新別府町のイオンモール宮崎。売上高は約80億円増の400億円規模になるとみられる
2018年春に増床し新棟をオープンさせる計画の宮崎市新別府町のイオンモール宮崎。売上高は約80億円増の400億円規模になるとみられる

2018年春に増床し新棟をオープンさせる計画の宮崎市新別府町のイオンモール宮崎。売上高は約80億円増の400億円規模になるとみられる

 イオンモール(千葉市)が大型商業施設イオンモール宮崎(宮崎市)を約20%増床し、2018年春に新棟を開業させることが明らかになった。同モールは2005年の開業から順調に売り上げを増やし、いまや県内消費の中心的存在となっている。同社の増床決定でどのような経済効果や影響が生じるのか注目される。

 売上高は320億円から400億円規模への大幅増が試算されているが、80億円分の消費はどこから生まれるのか。同社の関係者は「宮崎市中心市街地と同市周辺からきめ細かく(消費者を)拾っていくことになるだろう」と予測する。単純に80億円の消費が同モールに流れるとなると、周辺の商業施設や商店にとっては死活問題となる。

 テナント数も現在の約170店舗から約1.5倍の250店舗前後になる計画。同社関係者は「売上高が300億円を超える同モールの場合、営業しなくても全国の有名店から入店希望が入る」と説明しており、新棟には宮崎初の有名店がそろうとみられる。目新しいテナントが並び、アクセスや駐車場の利便性を兼ね備えるとなると、集客力はさらに高まるだろう。

 増床について同市内の大型商業施設の幹部は「競うのではなく、共存できる仕掛けが必要」と話す。地元商店街との買い回りイベントの企画や、同モールと中心市街地を結ぶ路線バスの利便性向上などを挙げる。

 県外では求心力が低迷した中心市街地にモールを誘致して、モールを核にしたまちづくりに取り組む自治体もある。イオンモール宮崎が開業した11年前から比べてモールに対する考え方は大きく様変わりした。宮崎市の中心市街地も新陳代謝を繰り返し、変化しながら成長してきた歴史がある。新棟開業まであと2年。同市中心市街地や周辺市街地がどのように変化、対応していくのか注視し、応援したい。
(巣山貴行)

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