みやビズ

2018年10月17日(水)
記者コラム / 鬼束功一

IoT技術の可能性

2018/03/23
 IoT(モノのインターネット)技術に対する社会の期待は大きい。低消費電力で広域通信が可能な新しい無線技術により、利用できる分野が広がっており、本県でも農業に関するデータ収集や高齢者の見守りなどで実証実験が始まっている。
福岡市であった物流効率化シンポジウム。IoTを活用した物流革命についても説明があり、参加者は興味深そうに聞き入った

福岡市であった物流効率化シンポジウム。IoTを活用した物流革命についても説明があり、参加者は興味深そうに聞き入った

 IoT(モノのインターネット)技術に対する社会の期待は大きい。低消費電力で広域通信が可能な新しい無線技術により、利用できる分野が広がっており、本県でも農業に関するデータ収集や高齢者の見守りなどで実証実験が始まっている。

 その実証実験に、本県の自治体などと連携して取り組むQTnet(福岡市)の担当者は「IoT技術は、アイデア次第で活躍の幅をもっと広げられる」と言う。

 その場の一つに想定されるのが、人手不足に悩む物流業界だろう。国の総合物流施策大綱(2017年度~20年度)を踏まえた推進プログラムでは、高速道路でのトラックの後続無人隊列走行などIoTや人工知能(AI)活用による「物流革命」を目標に掲げている。

 日本の食糧供給基地としての役割を果たすため、本県にとっても物流は重要。人口減少時代に健全な物流網を維持するには作業効率化やコスト削減は避けて通れず、IoT技術の活用は有効な対策の一つとなるはずだ。

 アイデア次第で可能性は広がるというIoT技術。国が推進する方法以外にも、地理的ハンディがある本県だからこそ浮かぶアイデアもありそうだ。県内の企業や大学から新たな着想が生まれ、実用化されることを期待したい。
(鬼束功一)=おわり=

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