IoT技術の可能性

福岡市であった物流効率化シンポジウム。IoTを活用した物流革命についても説明があり、参加者は興味深そうに聞き入った
その実証実験に、本県の自治体などと連携して取り組むQTnet(福岡市)の担当者は「IoT技術は、アイデア次第で活躍の幅をもっと広げられる」と言う。
その場の一つに想定されるのが、人手不足に悩む物流業界だろう。国の総合物流施策大綱(2017年度~20年度)を踏まえた推進プログラムでは、高速道路でのトラックの後続無人隊列走行などIoTや人工知能(AI)活用による「物流革命」を目標に掲げている。
日本の食糧供給基地としての役割を果たすため、本県にとっても物流は重要。人口減少時代に健全な物流網を維持するには作業効率化やコスト削減は避けて通れず、IoT技術の活用は有効な対策の一つとなるはずだ。
アイデア次第で可能性は広がるというIoT技術。国が推進する方法以外にも、地理的ハンディがある本県だからこそ浮かぶアイデアもありそうだ。県内の企業や大学から新たな着想が生まれ、実用化されることを期待したい。
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