みやビズ

2018年9月22日(土)
記者コラム / 鬼束功一

顔が見える関係築く

2018/02/23
 生産者と消費者が顔の見える関係を築く-。新富町はこれを目標に掲げ、町産野菜の魅力をPRする取り組みを福岡市で展開している。大都市圏における産地間の販売競争が激しさを増す中、こうした“近い関係”の構築が、販路の開拓や維持に欠かせないと判断したからだ。
一陽来福 福岡発

福岡市で開催したイベントで新富町産の野菜の魅力をPRする土屋良文町長

福岡市で開催したイベントで新富町産の野菜の魅力をPRする土屋良文町長

 生産者と消費者が顔の見える関係を築く-。新富町はこれを目標に掲げ、町産野菜の魅力をPRする取り組みを福岡市で展開している。大都市圏における産地間の販売競争が激しさを増す中、こうした“近い関係”の構築が、販路の開拓や維持に欠かせないと判断したからだ。

 先日、同市博多区の百貨店で開かれたイベントでは、同町でカラーピーマンを生産する女性が、農家だからこそ知る野菜の本当のおいしさを引き出した料理を振る舞った。また、キュウリを生産する男性は、クラウドファンディングで付加価値の高い品種栽培に挑戦したことなど、生産現場のやりがいを伝えた。

 イベントに参加した福岡の消費者は、同町を訪れたことはないかもしれない。しかし、生産者と直接触れ合ったことで同町産の野菜はグッと身近な存在になったはずだ。数ある産地の中から同町産を選ぶ十分な動機になるだろう。

 また、同町は同市内の飲食店と連携し、新富野菜と果物の特別メニューを提供するフェアも開催している。「これらの取り組みを通して、野菜がおいしい新富町のイメージを広めていきたい」と土屋良文町長。息の長い取り組みで成果につなげてほしい。
(鬼束功一)

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