みやビズ

2018年5月22日(火)
記者コラム / 鬼束功一

変わる商談会に対応を

2018/02/09
 近年、農水産物や加工品の販路拡大につなげようと、行政や金融機関などが主導する商談会が全国で盛んに開催されている。地域経済の活性化へ期待度は高く、福岡市内の商談会には本県企業も数多く参加している。
一陽来福 福岡発

全国で盛んに開かれている商談会。回を重ねる中、より実効性を高めようという動きが始まっている

全国で盛んに開かれている商談会。回を重ねる中、より実効性を高めようという動きが始まっている

 近年、農水産物や加工品の販路拡大につなげようと、行政や金融機関などが主導する商談会が全国で盛んに開催されている。地域経済の活性化へ期待度は高く、福岡市内の商談会には本県企業も数多く参加している。

 一方で、商談会が盛んになるのに伴い、売り手と買い手企業共通の課題が顕在化してきたという。その一つがマンネリ化。商談成約率が伸び悩む一因とも関係者から指摘されている。

 農林中央金庫などが主催した食の商談会は、そんな状況を打破しようと新たな試みを始めた。数多くの買い手と売り手が参加していた従来のスタイルを見直し、買い手は大都市圏の百貨店などに限定。売り手も、買い手から事前に聴取したニーズに合致する事業者に絞って商談会を開いた。

 開催から約2週間。農林中金の担当者に成果を聞くと「商談成約率は従来のスタイルより向上した。この後の継続的な商談でさらに高まることも期待できる」と手応えを口にした。

 商談会は回を重ねる中で形を変えようとしており、この参加企業選択型も今後広がりを見せるかもしれない。選択型では売り手の参加条件が厳しくなるが、選ばれるための努力は企業として成長する好機となるはずだ。
(鬼束功一)

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