みやビズ

2017年11月19日(日)
記者コラム / 鬼束功一

本県観光の伸びしろ

2017/11/10
 九州運輸局のまとめによると、今年8月の九州への外国人入国者数(確定値)は、クルーズ船を含めて47万4972人。前年同月比約33%も伸びており、6、7、8月と単月での過去最高を更新し続けているという。
一陽来福 福岡発

日南市・油津港に寄港し、飫肥城周辺を観光するクルーズ船の外国人旅行客たち=2016年12月

日南市・油津港に寄港し、飫肥城周辺を観光するクルーズ船の外国人旅行客たち=2016年12月

 九州運輸局のまとめによると、今年8月の九州への外国人入国者数(確定値)は、クルーズ船を含めて47万4972人。前年同月比約33%も伸びており、6、7、8月と単月での過去最高を更新し続けているという。インバウンド(訪日外国人客)市場の昨今の勢いを如実に示している。

 8月のデータを国・地域別にみると、1位が中国の22万5878人(47.6%)、次いで韓国の18万895人(38.1%)、台湾3万366人(6.4%)、香港1万9161人(4.0%)と続く。

 これを踏まえて県別のデータをみると、本県の弱い部分が見えてくる。本県に来た外国人2798人のうち、韓国40.9%、香港26.9%、台湾26.4%で、中国はわずか2.3%にすぎない。

 中国の割合は、入国者数が9万5000人を超す長崎で61.2%、3万9000人の熊本では87.7%と非常に高い。本県観光にとって中国は大きな伸びしろと言える。

 本県でも国際的なキャッシュレス化に対応する設備投資や、観光案内の多言語化などの取り組みは広がる。合わせて、中国を集中的に狙うなど、情報発信での戦略があってもいい。九州全体が勢いづく今、本県の魅力を中国に知ってもらう好機でもある。
(鬼束功一)

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