みやビズ

2017年11月22日(水)
記者コラム / 鬼束功一

実店舗の魅力磨こう

2017/08/25
一陽来福 福岡発

うまちか!甲子園で自らが生産・加工したお茶の試飲を勧める高千穂高生たち=福岡市・博多阪急

うまちか!甲子園で自らが生産・加工したお茶の試飲を勧める高千穂高生たち=福岡市・博多阪急

 楽天(東京)が運営する通販サイト・楽天市場の出店者ら約600人が集い、店舗運営などに関する戦略を練った「楽天EXPO」福岡会場は活気があった。全国約4万4000店が出店する楽天市場。2016年の国内EC(電子商取引)流通総額は約3兆円で、前年比12.0%伸びたという。

 数年後には国内EC流通総額を5兆2000億円まで引き上げる計画も発表されている。出店者も消費者も使いやすいプラットフォームとしての役割を果たすための相当な努力はあるのだろうが、便利さと手軽さを武器に、勢いはますます伸びていきそうだ。

 翻って実店舗。ネットショップの勢いに押されて苦戦は続くが、実店舗の良さを感じる取材も同時期にあった。それは博多阪急であった「うまちか!甲子園」。九州の高校生が自分たちで作った商品をデパ地下で売る催しで、商品にかけた情熱を、高校生たちの言葉、表情からじかに感じることができた。

 人同士が接する実店舗にはネットにはない魅力がある。「この店で買ってよかった」という思いは、価格面での不利を感じさせない強力な武器となるはず。対面するからこそできるサービスをいかに差別化、特化できるか。これからの実店舗の存続を左右する大きな鍵となりそうだ。
(鬼束功一)

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