みやビズ

2017年9月20日(水)
記者コラム / 鬼束功一

商店街に外部の力を

2017/06/23
 米国の飛行家リンドバーグが飛来した名島水上飛行場や黒田勘兵衛ゆかりの史跡などがあちこちにあり、道行くだけでも歴史探訪をしている気分になる。そんな福岡市東区の名島地区は人口が増加傾向にある希少な地区だ。
一陽来福 福岡発

名島商工連合会の合同売り出しイベントには久留米市の農業生産法人も出店し、新たな魅力として定着しつつある

名島商工連合会の合同売り出しイベントには久留米市の農業生産法人も出店し、新たな魅力として定着しつつある

 米国の飛行家リンドバーグが飛来した名島水上飛行場や黒田勘兵衛ゆかりの史跡などがあちこちにあり、道行くだけでも歴史探訪をしている気分になる。そんな福岡市東区の名島地区は人口が増加傾向にある希少な地区だ。しかし、商店街は他の地区と同じように苦戦が続く。

 1952(昭和27)年設立の名島商工連合会の加盟店はピーク時で100を超えたが、現在は44。4年ほど前に集客の核となっていたスーパーが撤退したことも響いた。

 ただ、手をこまねいているわけではない。旧跡を活用したイベントや高齢者宅への宅配事業などを積極的に展開するほか、近年は久留米市の農業生産法人と組んで、商店街の合同売り出しイベントを開催。郊外型ショッピングセンターや都市型デパートにはない魅力の創出に汗を流す。

 多くの商店街は、活性化に必要な人材やアイデア不足に悩んでいるという。ならば名島が久留米の知恵や力、魅力を取り込んだように、外部にそれらを求めるのも一手。異なる目線は新しい商店街の姿を描くためにも欠かせない。ちなみに、日南・油津商店街の取り組みは福岡市の行政や商店街関係者にも好例として知られていた。宮崎県民としてうれしかった。
(鬼束功一)

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