みやビズ

2019年10月16日(水)
記者コラム / (真)

「やる気」があれば何でもできる

2013/01/16
 暗い話で申し訳ないが、民間調査会社の2012年企業倒産集計(県内)によると、倒産件数は72件と前年比で24件増え、4年ぶりに増加に転じた。帝国データバンク宮崎支店はその背景を「中小企業金融円滑化法の効果の一巡」と分析する。

 同年末、宮崎日日新聞経済面で「円滑化法の期限切れ」に焦点を当てた連載を打った。中小企業の不安や関係機関の対応、方針を探ったが、結局のところ、停滞する経済状況の中では”我慢“だけでは限界があり、業績回復にはこれまでと違った何らかの動きが求められるということを、あらためて突き付けられた。

 暗い話がある一方、「新しい動き」によって業容拡大に成功し、成長への確かな歩を進める企業に出合うことも多い。成功の手法は企業によって違いはあるものの、多少乱暴に大別すると「販路開拓」「新規事業参入による経営多角化」といったところに尽きるのではないだろうか。個別の取り組みをみると、新たな設備の導入による新技術獲得や、営業戦略の練り直しなどが販路開拓の背景にあり、新規事業参入では、「本業の少し外側」、いわゆる関連事業へと手を伸ばし、収益を高めている企業が目立つ。

 そんな発展企業の社長や社員に会い、毎回感じるのは、熱意ややる気、目的意識の尋常じゃないほどの高さである。円滑化法の取材でも、「後は経営者のやる気次第」という話を口々に聞いた。思いだけではどうにもならないことは百も承知。だが、「やる気」こそが成長の土台となることを胸に刻みたい。(真)

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