みやビズ

2019年10月17日(木)
記者コラム / (真)

省資源を考える

2012/11/07
 以前、小欄で「日本のサービスは過剰」と書いた。同様に、最近感じるのは「商品包装の過剰さ」である。“マトリョーシカ”さながらに包装の上に包装が重ねられ、ようやく商品にたどり着けるという経験は少なくない。これもサービスの一環かもしれないが、後に残った大量のごみを見ると、取り立てて「エコ意識」が高くなくても、無駄を感じるはずだ。

 省資源は今や社会的常識と言っても過言ではない。そういった時代の要請を背景に、ITを活用し、職場でのペーパーレス化を進める取り組みも目立ってきた。

 先日取材した宮崎市内の乳腺外科クリニックも、省資源に取り組んでいる事業所の一つだ。IT関連の「ティーネットプロ」が開発を手掛けた業務支援システムを導入し、大幅なペーパーレス化に成功。紙の無駄遣いがなくなったほか、重要資料の保管スペースの縮小やスタッフの業務効率の向上など、さまざまなメリットが生まれているようである。

 だが、日常生活や仕事でITが浸透してもまだまだ「紙」への依存度は低くない。それは、この原稿を書いている記者の机上を見ても一目瞭然。使うのか使わないのか分からない資料が山となっている。あらためて机を見ると、「なんて無駄の多い生き方なんだ」と省みてしまう。

 話を冒頭の内容に戻すと、世の中には改めるべき過剰包装は多い。きちんと商品が包まれていることと、幾重にも包装することはイコールではないはずである。シンプルな包装はコスト削減にもつながるだろうし、何より家庭のごみも削減できる。家庭で「ごみ捨て」を担当している一人としても、簡易包装の浸透を推進したい。(真)

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