みやビズ

2019年8月26日(月)
記者コラム / (真)

「キーパーソン」から学ぶ

2014/09/05
 みやビズ「キーパーソン」の書籍第3弾が今月発売される。書籍化にあたり、再度記事を読み返してみた。経営者たちが経験してきた紆余(うよ)曲折や奮闘ぶり、事業に対する姿勢から成功の過程まで、手前みそではあるが、勉強になるエピソードが詰まった1冊。その触りを紹介してみると―。

 パティスリー「en haut(アンオー)」(宮崎市)の芋生玲子さんは、休日を利用して足を運んだ東京のケーキ店の味にほれ込み、その場でオーナーに就職を志願。その決断と行動力、熱意がパティシエ世界一につながった。キヤンセファーム(都城市高城町)の大前幸祐代表は、脱サラからIT企業を創業。多忙な仕事の合間に農作業を経験したことで、農業の魅力に取りつかれた。知識、技術、経験もゼロからブルーベリーの生産、販売を手掛け、事業拡大を続けている。

 また、FKグリーン(新富町)の門脇文雄社長は、苦学の末に20代で設計事務所を設立。仕事は順調そのものだったが、産業における環境保護の重要性に目覚めて転身。農業用生分解性マルチフィルムの開発に10年以上を費やし、1億円以上の私財をつぎ込んだ。「農業県の宮崎にこそ、なくてはならない-という強い思いが原動力になった」と語っている。

 その道一筋の人もいれば、転々としたあげくに現在の仕事に行き着き、そこから大成した人物も少なくない。業界の常識を打ち破ることで成功につながったケースもある。100人分、100通りの物語は、経営や仕事に行き詰まりを感じている企業人はもちろん、就職で悩む学生にも何らかの指針になるはずだ。学生にとっては、県内の企業を知る機会にもなる。価格は864円。一人でも多くの人に手にとってほしい。(真)

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