みやビズ

2019年12月8日(日)
記者コラム / (真)

宮崎の将来像を考える

2011/10/12
 先日、取材のため延岡に2日連続で足を運んだ。車で往復4時間強の道のりであらためて気付かされるのは、輸送トラックの多さ。大分から宮崎、鹿児島方面に向かうトラックや、その逆。さらに、細島港を拠点に県内外へと移動する大小さまざまなトラックが、時間帯によっては自家用車とほぼ同じ割合で行き交い、生活道ではなく産業道路のような様相さえ呈している。国道は確かに、重要な産業道路という位置付けもあろうが、片側1車線に車がひしめく状況は、労務費や燃料費など輸送コストの無駄以外の何物でもないはずだ。

 この立ち遅れたインフラ整備について思いをはせるたび、過去の政治家は何をやっていたのかと考える。地元にいかに予算を引っ張ってくるかが政治家の力とされた時代に、県内にも有力政治家はいたはずだ。我田引水の政治を奨励するわけではないが、そんな時代に整備を進めることができなかった事実は、今更ながら悔やまれる。

 現在、細島港や高速道路の整備に県民や産業界、行政も一丸となって取り組んでいる。しかし、高速道開通や細島港の機能強化が終われば、課題は一気に解決に向かうかといえば、そうではない。競争力をさらに高めるには、その先に何が必要で、求められる施策は何なのか。10年、20年先の将来を見据えた戦略を練り、そのための行動が求められる。(真)

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