みやビズ

2019年6月16日(日)
記者コラム / (島)

企業の社会的責任

2013/02/20
 趣味で時々訪ねる献血バスの中で「献血の協力企業が減っている」という話を耳に挟み、興味を持って取材した。減少要因の一つに、事業所の撤退や縮小により十分な人員の確保が難しくなっていることなどがあるようで、「こんなところにまで景気低迷の影響があるのか」と驚いた。一方で、平日の献血バスの立ち寄り先の大半は企業だからこそ、献血制度維持のためには今後も企業の協力が不可欠であることをあらためて感じた。

 企業の社会的責任(CSR)、という言葉を耳にするようになって久しい。サービスや製品の提供、雇用創出といった事業活動そのものによる社会への貢献に加え、森林整備や清掃活動など、特別な活動で責任を果たそうとする動きも盛ん。県内外企業によるそれら取り組みを取材する機会も増えている。現場でいただく担当者の名刺の所属がCSR専門部署であることもしばしばで、認識の広がり、定着を感じる。

 「献血は強制するものでもないし、協力しない人が悪い、というわけでもないけれど」と、そのPR手法に頭を悩ます赤十字社の担当者の声が耳に残る。病気や事故でいつ世話になるかも知れぬ輸血。CSRの一つとして、検討の余地は十分にあるだろう。(島)


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