みやビズ

2019年9月16日(月)
記者コラム / (島)

コワーキング

2012/09/19
 その空間に足を踏み入れて、真っ先に頭に浮かんだのが、学生時代の試験勉強。友人と誘い合って図書館や自宅で机を囲み、ワイワイと出題のヤマを予想したり分からないところを教わったり。「集中できない」と嫌がる友人も中にはいたが、不思議と勉強ははかどった。怠け者の自分には友人の頑張る姿を見て自身に活を入れるという効果もあったように思う。

 宮崎市にあるコワーキングスペース「みんなのテーブル」を取材した。コワーキングとは、さまざまな職種の人が同じ空間に集い、仕事をする新しい働き方で、都市部を中心に急速に増えているという。「協働の場」であるスペースは単に机や場所を借りるだけではなく、そこで働く人がアイデアを出し合い仕事を生み出したりネットワークをつくったりと、相乗効果のある空間であることが特徴。

 主催する男性は「一人では寂しいから、新たなアイデアがほしいから-など、利用する目的は何でもいい。昔の人たちがお寺とか教会に集ったようなイメージ」と説明していた。利用者層も幅広く、フリーのデザイナーやIT技術者、会社員らもいるという。

 取材当日も、同じテーブル上でプラモデルを作っている人がいたり、おしゃべりに興じる人がいたり、パソコン画面に向かって黙々と仕事する人がいたりと、まさに「自由」の一言。だが、互いに邪魔し合うことなく、それぞれが空間になじんでいた。新しいアイデアやユニークな仕事は、こんなところから生まれるんだろうなあ、と思わずにはいられない空間だった。(島)

アクセスランキング

ピックアップ