みやビズ

2019年6月16日(日)
記者コラム / (KO)

求められる集荷策

2011/08/31
 細島港(日向市)と堺泉北港(大阪府泉大津市)を結ぶ海上航路では現在、RORO(ローロー)船を週3往復運航している。RORO船とは車両甲板などを持つ貨物専用船のこと。これを6便に増やしてデーリー化しようと行政や企業が動き始めた。

 細島港が国の重点港湾に指定され、水深13メートルの大型岸壁整備事業も始まった今、それに見合うだけの荷物を集めなければならない。物流を考えるとき、インフラ整備が先か荷物集積が先かという難題は常に付きまとってきた。今回はデーリー化によりシャーシ回転率を上げることで、輸送力をアップさせようという展望がある。そこに多くの荷物も載っかってくればいい。堺泉北港にある大型冷凍倉庫の使用も考えることで、生鮮食品などの販路拡大にも可能性が広がる。

 課題の一つとして挙げられるのが下り荷の確保だ。かつて細島と川崎を結んだ京浜航路は、下り荷の確保がうまくいかずに休止へと追い込まれた。経済状況の変化や季節変動に貨物量は大きく左右されることは周知だ。これから関西圏から本県への輸送ニーズの把握や企業開拓、PRなど、関係団体が一体となった集荷策が求められる。(KO)

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