みやビズ

2019年11月13日(水)
記者コラム / (KO)

観光の視点からの港湾

2012/02/29
 本紙経済面の連載「港湾物流」取材では、物流とともに港がもたらす観光効果についても考えさせられた。現在のところ、旅客用の定期航路があるのは宮崎カーフェリーの運航する宮崎港のみ。関西方面から訪れた客がエージェントが組んだ旅行商品などを使い、県内外を周遊していく。利便性の点からも、県央部の港湾が旅客を受け入れることは強みだ。

 一方、国内、海外からのクルーズ客船はこれまでのところ細島港、油津港でしか計画されていない。それは宮崎港のハード整備が不十分な上、港の振興協会もないことに起因すると関係者は言う。米ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)の豪華客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」が2010年に細島港に寄港して以来、海外からの客船寄港はにわかに活発化の兆しを見せ始めている。今年は細島港に9回、油津港には国内の客船も含め7回の寄港を予定。旅客は延べ数万人になる見込みだ。この人たちが降船してお金を使えば、それ相当の経済効果を発揮するだろう。宮崎港への寄港もいずれは実現してほしいところだ。

 また、せっかく訪れた外国人に本県で多くのお金を使ってもらいたい。中国人に関して言えば、ビザ発給要件の緩和により、これまでの富裕層中心から中間層にも旅行者が広がりつつある。富裕層の多くが使う銀聯(ぎんれん)カード対応機の導入や、消費行動の分析によってお金を使う仕組みをつくることもさらに必要となってくるだろう。(KO)

アクセスランキング

ピックアップ