みやビズ

2019年6月20日(木)
記者コラム / (KO)

市街地への“黄金ロード”

2011/11/30
 JR宮崎駅西口の複合ビル「KITEN」が開業した。これまで、お世辞にもにぎやかだとは言えなかった駅周辺に人の流れができる。店舗などが埋まれば1000人以上が日々流動することになるという。これは周辺への経済効果はもちろん、やり方次第では中心市街地にも効果を波及させる送風機のような役目も果たすだろう。

 必要なのは中心市街地までの「途切れない魅力」。一つの好例として宮崎市の高千穂通りで11月に開かれた「みやざき てげうま国際夜市」を挙げる。土、日曜は駅前から宮崎山形屋付近まで歩行者天国になり、驚くほど多くの人が訪れた。その人たちはただその場所にとどまるのではなく、多くが中心市街地をも回遊している。期間限定のイベントだったが、ここから学ぶものは多い。

 宮崎駅で降りた観光客がまずKITENに入り、その後買い物やグルメを楽しみながら中心市街地に入っていくという一つの形が思い浮かぶ。つまり、観光客らは宝探しでもするようにその街を見渡そうとする。だから、魅力が途切れなければその先へ先へと進もうとする。

 鍵となってくるのは駅前から中心市街地へと続く広島通りや若草通りなど小売店が集まる地区。近年、郊外型の大型店舗に客が流れ空き店舗が増える傾向が強くなっているが、2年ほど前には駅前商店街の道路が舗装されイメージを一新するなど少しずつ変化も見え始めている。にぎわいにはまだまだ程遠い状態だが、駅から人の流れをつくるには格好の通りだろう。駅を起点に市街地へいざなう黄金ロードとしてさまざまな振興策が求められる。(KO)

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