みやビズ

2017年5月27日(土)
記者コラム / 高森千絵

大消費地の新興和牛

2017/02/24

 和牛のオリンピックと呼ばれる「全国和牛能力共進会(全共)」が、9月に宮城県で開かれる。3連覇を狙う本県の関係者も気合が入っているだろう。今大会へは福岡県のブランド牛「博多和牛」も初出場を目指している。

一陽来福 福岡発

福岡市の焼肉店で出されている博多和牛

福岡市の焼肉店で出されている博多和牛

 和牛のオリンピックと呼ばれる「全国和牛能力共進会(全共)」が、9月に宮城県で開かれる。3連覇を狙う本県の関係者も気合が入っているだろう。今大会へは福岡県のブランド牛「博多和牛」も初出場を目指している。

 2005年に商標登録された博多和牛。宮崎ではおそらく流通していないだろうが、福岡では飲食店ののぼりやメニューで目にすることがある。県内を中心に年間約3400頭を出荷しており、一部は関西やアジアにも出している。

 福岡の牛肉市場における各県シェアは公表されていないが、スーパーや百貨店で圧倒的に目立つのは佐賀県産。長崎や鹿児島、本県産も時折見掛ける。ブランド牛がひしめく九州で博多和牛の認知度はまだ低い。それだけに生産や流通の現場は「全共で成績を残し、ブランド力を高めたい」との考えだ。

 現段階では宮崎牛を脅かすほどの存在ではないが、侮れないのは、生産地が九州最大の消費地にあるという強み。さらに全国でも「博多」の地名は知られており、アジアにも近く、発信力がある。全共で実力が認められるようになれば、飛躍する可能性もある。畜産県として注視しておきたい。
(高森千絵)

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