みやビズ

2019年10月17日(木)
記者コラム / 高森千絵

自由化で電気を選ぶ

2016/10/07

一陽来福 福岡発


電力事業への参入について会見するグリーンコープ生協

電力事業への参入について会見するグリーンコープ生協

 電力小売りが全面自由化され10月で半年が過ぎた。といってもピンと来ない県民もいるかもしれない。電力の需給を調整する電力広域的運営推進機関(東京)のまとめでは、本県を含む九州電力管内で新電力への契約切り替えは1パーセント程度の8万1000件(8月末)にとどまっているようだ。

 新電力は大手電力会社よりも割安の料金プランや別なサービスとの組み合わせで、顧客獲得を図る。これまでに電力小売りに登録しているのは全国で350事業所近く。売りは料金だけではない。来年1月から九州全県で組合員向けに電力販売を始めるグリーンコープ生協は、原発以外の電源から電力を調達して販売する「脱原発」を目指す。

 九電も離脱を傍観しているわけではない。新料金プランに加え、電力消費を増やそうとオール電化の営業を6年ぶりに再開。「死に物狂い」の営業を展開する。

 競争によって選択肢が増えるのは消費者も大歓迎のはず。大きな変化が見られない理由は「様子見」「メリットが分からない」などさまざまだろう。新電力のPR不足もあるかもしれないが、料金プランの比較サイトなどもある。価値観や生活スタイルなどに合わせ消費者として賢く選びたい。
(高森千絵)

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