みやビズ

2019年10月14日(月)
記者コラム / 高森千絵

ベンチャーに活路

2016/07/08
西鉄などが開催したビジネスプランコンテスト(同社提供)

一陽来福 福岡発

西鉄などが開催したビジネスプランコンテスト(同社提供)

西鉄などが開催したビジネスプランコンテスト(同社提供)

 運輸、不動産、流通、物流、レジャーなど幅広く事業展開する西日本鉄道(福岡市)。福岡を代表する企業でもある同社は昨年からベンチャー企業の育成、協業に乗り出した。コワーキングスペースを開設して自社への事業提案の場とし、ビジネスプランコンテストを開催。入賞したベンチャー企業のプランを同社のレジャー施設で採用した。

 なぜ今ベンチャー企業なのか。「社内で考えた新規事業はうまくいかなかった」と担当課長。外部環境の変化が激しい中でベンチャー企業が持つ創造性や専門性、スピード感などを生かした新展開に活路を求め、自社の競争力を高める狙いがある。

 レジャー施設でプランが採用された企業は設立わずか3年目。実績の少ない相手との協業となれば、リスクを懸念しての慎重意見が出そうなものだが、西鉄では協業効果への期待がそうした懸念を上回る。担当課長は「収益の柱になる事業やサービス向上につながればありがたい」と語り、新たな協業を模索する。

 ベンチャー企業にとっても、資金力や営業力のある大企業との協業はメリットが大きい。双方の強みを生かし、パートナーとして共に成長できれば理想的だろう。
(福岡支社・高森千絵)

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