みやビズ

2019年10月17日(木)
記者コラム / 高森千絵

柔軟性のある職場に

2011/12/07
 以前は男性が大半を占めていた肉体労働の現場でも、女性がたくましく働いている姿を見ると同性としても勇気づけられる。「インサイド」で取材した女性たちはタンクローリー運転手や大工、警備員など。職に対する真剣でひたむきな姿勢は男性に全く引けを取らなかった。多少の体力差はあっても、「ここで働きたい」と男性中心の職場に入り込んでいっただけあって、仕事への熱意は男性より上回っているようにも感じた。

 雇用者側からは「肉体を要する仕事も今は男も女も関係ない」という声も聞かれたが、現実としては女性が一生の仕事として続けていく職場環境が整っているとは言い難い。「結婚して出産した後、仕事を続けていけるか不安」という女性もいた。

 こんな女性の悩みは決して肉体労働に限ったことではない。その証拠に県内の一般企業を見ても、管理職は明らかに男性が多い。企業にとって人材は貴重な財産。せっかく投資し教育した社員に去られるのは大きな損失に違いない。まして、やる気あふれた才能ある社員ならばなおさらだ。結婚や出産など、誰もが経験する節目だからこそ、本人が望めば長く仕事が続けられるよう柔軟性のある職場が増えてほしいと願っている。(絵)

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