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2019年10月14日(月)
記者コラム / (仁)

統計から見た宮崎の魅力

2013/05/15
 宮崎に長く住んでいると、どうやらその良さに気付かないことも多いようだ。先日、日銀宮崎事務所の斧渕裕史所長が説明してくれた「統計データから見た宮崎」というリポートは興味深く、宮崎の魅力を再認識した。肉用牛やマンゴー、キュウリなど全国有数の生産量を誇る本県は、言わずとしれた農業県。食料自給率(生産額ベース、概算値、2010年度)は全国第1位で、本県の魅力は「食」にあることをあらためて感じた。

 ただ、今回のリポートで何より意外だったのは本県の生活環境に関する統計データだと思う。高齢化率(10年度)は全国平均を2.6ポイント上回った25.9%。高齢夫婦のみの世帯割合も全国5位(同)で、日ごろ感じることが数字にも現れていた。これらだけでは、住みやすさとは一見関係なさそうだが、徒歩5分以内に別世帯の子どもが住んでいる比率は全国第7位だという。「親族間の助け合いが行われやすい環境があり、実は住みやすい環境ではないか」。斧渕所長の言葉に妙に納得してしまった。

 あくまで人口ベースの話だが、人口当たりの一般病院数(全国5位)や保育所数(同8位)も全国で上位に位置する。これらのデータはそれぞれの住環境で感じ方が大きく異なることは事実。ただ、本県では人口減や高齢化の進展という問題は避けられない課題でもある。この時、外に向かって本県の何をアピールするのか。統計データが示した住環境は、一つのヒントを与えてくれると思う。(仁)

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