みやビズ

2019年10月17日(木)
記者コラム / (仁)

地域に眠る観光資源

2013/01/23
 観光資源とは、何も有名な温泉地や景勝地だけではないのだろう。先般、県内で開かれる体験型観光・交流イベント「ボンパク」と「えんぱく」を取材した。残念ながら開催期間外だったため、実際に参加することはできなかったが、パンフレットをめくると「次は参加したい」と思うものが幾つもあった。

 食を楽しむものから、地域の名所や穴場を巡るものなどバラエティーに富み、古き良き銭湯を巡るといったユニークな企画も。ラジオ体操をして朝ごはんを食べるという一見ごく当たり前のことをプログラム化しながら、地元の食材にこだわることで、ちょっとしたスペシャル感を演出するなど細部に興味をそそられる内容だった。ただ、事業を始めたからといって、すぐに県外客が増えるかは分からない。体験交流型イベントの火付け役となった別府市の「オンパク」でも、8割は地元からの参加者で、地元ファンに根付くことが重要なようだ。

 一方で、地域資源を掘り起こすことで新たな可能性も見えてくる。延岡市北浦町の水産会社は、えんぱくを機にカキ小屋をオープンしたといい、「地元では当たり前だが、市街地ではなかなかない。わざわざ小林から来た人もいた」と話してくれたのが印象的だった。地域が“当たり前”に思うこと。このことに目を向けていくと、案外豊富な資源が隠されているのかもしれない。(仁)

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