みやビズ

2020年1月26日(日)
記者コラム / (仁)

東九州道と産業振興

2012/05/30
 東九州自動車道宮崎―大分が2016年度中に開通する見通しとなった。取材で県北地域に出掛けることが多く、延岡市は自動車で片道2時間弱かかっていたが、開通後はこの時間が大きく短縮される。一県民としても大いに歓迎したい。

 最近は取材を終えた後の雑談でも、東九州自動車道の話題が上ることが多くなった。「さまざまなシーンでビジネスチャンスが広がる」ともろ手を挙げて歓迎する業者もいれば、「時間短縮と安定輸送、コストをてんびんにかけた時に高速道は選べない」と話す業者もいるなど、企業側の反応はまちまちだ。

 これまで県内産業界の課題には、物流面でのハンディが度々指摘されてきた。もちろん、企業側は費用対効果を考える必要があるため、すべての企業で高速の恩恵を受けられるわけではない。ただ、物流面での選択肢が増えることで、ビジネスチャンスも増えるのは間違いないのではないだろうか。

 現在、県内の医療機器産業について取材を進めている。本県などが策定する東九州メディカルバレー構想では、宮崎、大分県に集積する医療機器産業の振興を図り、東九州地域の医療機器産業の一大拠点化を目指しており、構想が実を結ぶには、県境を越えた連携は不可欠になる。東九州地域を結ぶ道の開通が、両県の産業発展につながることに期待したい。(仁)

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