みやビズ

2020年1月23日(木)
記者コラム / (仁)

競争の末に見えるもの

2012/03/28
 福岡を訪れる機会がここ数年、公私ともに増えている。飛行機、高速バスと新幹線を組み合わせる「B&S」、ツアーバスなどさまざまな移動手段を利用したが、この1年で宮崎-福岡の輸送は大きく変わりつつある。

 先日、ANAが9年ぶりに宮崎-福岡線の運航を再開した。これまでJALグループの単独運航だった福岡線への参入とあり、関係者からは運賃値下げやサービス向上などへの期待の声を多く耳にした。7月からはアイベックスエアラインズ(IBEX、東京)も参入し、空の便が一気に充実が図られる。

 一方で、ジェイアール九州バス(JR九州バス、福岡市)が2011年4月から運行していた高速バス「たいよう」は、わずか1年で幕を閉じることになった。宮崎交通などが共同運行する高速バス「フェニックス号」へ再加入するため、高速バスの運行そのものには大きな影響はない。ただ、JR九州バスは「ほかの輸送手段との競争激化で採算性が悪化した」と運行終了の理由を説明。さまざまな輸送手段がある中で、利用者の取り込みを図ることに各企業が苦心していると感じた。

 人の移動は経済活動の重要な要素でもある。バス、飛行機、新幹線…。移動にかかる時間や料金に加え、滞在地やその目的などで、それぞれにそれぞれの良さがある。競争の末に見えてくる景色が、本県経済の発展につながることに期待したい。(仁)

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