みやビズ

2019年12月8日(日)
記者コラム / (仁)

県民気質を変えよう

2014/03/12
 宮崎県民の気質もあるのか、人前に出て話すことが苦手だ。うまくしゃべろうとすると頭の中がまとまらず、大勢の前で話すことを極力避けているのは記者だけではないだろう。しかし、玉石混交のインターネットの世界ではそうもいかない。ここで成功するにはアピールは欠かせない要素だ。

 「みやビズ」のフォーカスのコーナーで、インターネット通販の連載をしている。ネット通販は今や、百貨店やスーパーの市場規模を上回る巨大マーケット。大手のショッピングサイトをのぞくと、販売していないものを探す方がむしろ難しいような状況で、この巨大市場で成功する県内企業も徐々に増えている。

 ただ、取材でよく聞いたのが失敗例。「出展しさえすれば勝手に売れる」と考える県内業者は依然として多く、売り上げが伸びずにわずか数カ月で店じまいするケースも少なくないという。翻って成功企業には共通点も。最大の特徴が伝えることに力を注いでいる点だ。実店舗で客から寄せてもらった意見をウェブ上に公開し、ネットとリアルを結びつける食品加工会社。女性用ドレスなどを取り扱う会社は、アパレル関係の知識を身に付けた女性スタッフが対応し、客からの細かな要望に対応するなど、さまざまな手法で自社の魅力を発信していた。

 本県経済は全国の1%規模とされ、作ることは得意だが、売ることが苦手とよく揶揄(やゆ)される。しかし、奥手な宮崎県人がマーケティングに力を入れれば、この数字はさらに上がるのではないだろうか。

 私事で申し訳ないが、上司の(絵)さんと同じく4月から新天地に移ることになった。部署は変わっても、取材を通じて頑張る県民や企業を後押しする仕事は変わらない。お世話になった方々、本当にありがとうございました。(仁)

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