みやビズ

2019年11月23日(土)
記者コラム / (仁)

佐賀牛と加賀牛

2014/01/08
 新年早々、プライベートなことを書いて申し訳ないが、年末年始を利用して冬の金沢に出掛けた。北陸地方を訪れるのは人生初めて。文化や風習の違いに驚いたが、最もびっくりしたのは、ふらりと立ち寄った精肉店でのことだ。

 名物というコロッケに舌鼓を打ちながら、ディスプレーに並ぶ肉を眺めていた時。金沢といえば加賀百万石というイメージがあったため、商品のラベル表示を“加賀牛”と読んでいたが、よくよく見ると“佐賀牛”だった。店内にも佐賀牛のポスターがでかでかと飾られ、九州から遠く離れた地で同じ九州産の肉が定着していることは誇らしかった。半面、旅館の夕食で宮崎牛について仲居さんに尋ねたところ、いまいちぴんときていない様子。宮崎牛の知名度はまだまだなのだろう。

 ここで問われているのは、まさにブランド力ではないだろうか。ブランド力を高めるためには、CMなどによるPRももちろん大切だが、末端の小売店まできちんと商品が届く物流網も大きな要素だと思う。本年度内には、県民の悲願だった東九州自動車道宮崎ー延岡が結ばれ、2014年度には宮崎-北九州がつながる予定だ。しかし、単にハード面が整っただけではブランド力向上にはつながらない。新たな交通インフラを生かす戦略に期待したい。(仁)

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