みやビズ

2018年10月23日(火)
ブレークタイム(リレーコラム)
柴釣具商会・柴和夫専務
柴 和夫(柴釣具商会代表取締役専務) しば・かずお。宮崎市出身。2012年4月から現職。宮崎商工会議所青年部会員。自らも釣りを楽しみ、釣りを地元・青島の新たな観光コンテンツとすべく奮闘中。青島太平洋マラソンでは「サブフォー」(市民ランナーがフルマラソンで4時間を切るタイムで走ること)を達成。1969年9月生まれの44歳。

宮崎の海の環境ってどうなっているの?

2013/11/11
 宮崎って釣りの環境いいよねって、県外の方から良く言われます。

宮崎市の堀切峠下の地磯。釣り場を守るためにも、ごみは持ち帰ろう

宮崎市の堀切峠下の地磯。釣り場を守るためにも、ごみは持ち帰ろう

 県庁所在地や主要な住宅地から車で30~60分の範囲で釣り場に着けるのですから。

 大阪・東京だったら高速で一晩ですよ! 電車乗り継ぎですよ!

 メジナ・チヌを釣るのに当日夜明けから支度して釣りに出かける、そんなユックリでいいの? 石鯛釣りではバイク!? あちらだったら前泊ですよ。金曜夜に出発して日曜午後に帰宅するスタイル(らしいです)。

 半日や日帰りの釣りで釣果を得られる、日南海岸ならではの釣り環境って他県では珍しいあり得ない環境のようです。

 ところが南から北へのほぼ一直線の海岸。故に季節によって変わる風に影響される。太平洋に現れる台風には弱い。遠浅の海岸なのでウネル・高波に弱い、また濁りやすい。港湾によっては一部立ち入り規制。

 一長一短なところがある宮崎の釣り場なのです。

 加えて近年は海水温度に変化が見られます。夏から秋の海水温がとても高くなったこと。それは日向灘や日本近海ではなく太平洋・南極海・北極海・他の海域と、地球規模ですから海の中に潜む海洋生物はたまったものではありません。ヒトの都合にかかわらず、彼らは生息環境に適応しようと自ら生息域を変えようとしています。居心地のよい海域へ、すみやすい岩礁・藻場・浜辺へ。学者ではありませんが、それらは釣り人から聞き体験を得ることで感じることができます。そして私たちは一言「魚が釣れなくなったね」で終わるのです。

 私たちは海水温を1度でも下げられるでしょうか? 海に魚がすみやすい環境を取り戻せるのでしょうか? 短い期間、個々の力でできるものではありません。せめて海に足を運んだ際には自然界に似合わない、海洋生物の彼らに処理できない私たちが「ごみ」と称するものを放置せず、手にして家路に就きたいと思います。

さまざまな業界の方から、仕事や身近な話題、関心のあるテーマなどについてコラムを届けていただきます。ブレークタイムに、気軽にお読みください。


次回は岩井裕理子さん(サン・グロウいきいき集落PR事務局担当)、テーマは「灯台下の中山間地域」です。

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