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2018年4月24日(火)
ビジネスウォッチ

【経済やわらかゼミ】デジタル通貨

2017/11/06

紙幣や硬貨ではないお金 支払いや送金手軽に


(イラスト 岩見俊哉)

 銀行がデジタル通貨の実用化に向けて取り組んでいるというニュースを見た中学生の篤さん。銀行に勤める母の南さんに聞いてみた。

  デジタル通貨ってどんなものなの。

  紙幣や硬貨といった形態ではないお金のようなものね。インターネットなどでやりとりされる電子データで、円やドルといった通貨のように買い物の支払いなどに使えるのよ。

  例えば、どんなものがあるのかな。

  ビットコインに代表される仮想通貨のほかに、Suica(スイカ)や楽天Edy(エディ)といった電子マネーもデジタル通貨の一種と捉える人もいるわ。

  スイカはぼくも使っているよ。仮想通貨は最近よく聞くけど、よく分からないな。

  電子マネーは通貨に対して価値が固定されているけど、仮想通貨は変動するのが大きな違いね。ビットコインの場合、年明けごろは1ビットコイン=千ドル前後だったけど、10月には約6千ドルまで値上がりしたのよ。

  デジタル通貨はどんな利点があるのかな。

  スマートフォンやカードを端末にかざしたり、2次元コードを読み取ったりして支払いをするので、現金を持ち歩かなくてよくなるわ。仮想通貨は、銀行を介さずに手軽に送金できて、手数料も抑えられるというのも魅力ね。

  良いことばかりだね。

  でも、仮想通貨に関連するトラブルが増えているから注意が必要よ。知人に「半年で価格が3倍になり、販売元が全てを買い取る」と言われて仮想通貨を買ったのに、実際には買い取ってくれずに困っているという人もいるのよ。

  そうか。銀行は、デジタル通貨を発行するのかな。

  三菱UFJフィナンシャル・グループは「MUFGコイン」というデジタル通貨を開発中で、社員を対象に送金の実証実験をしているわ。みずほフィナンシャルグループは電子マネー「Jコイン(仮称)」をつくり、2020年までにサービスを始めようと考えているの。コンビニなどでの少額の支払いを想定しているわ。三井住友フィナンシャルグループも実証実験は終えているよ。

  海外でも注目は高まっているのかな。

  そうね。中国やスウェーデンでは、日本での日銀に当たる中央銀行がデジタル通貨の発行を検討しているわ。

  将来は、お小遣いをデジタル通貨でもらうようになるかもね。

  まずは、お小遣いを打ち切られないようにきちんと勉強することが大事よ。

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