みやビズ

2019年9月16日(月)
倒産情報(帝国データバンク提供)

8月分

2011/09/08
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【各要因別】
・業種別では、建設業4件、運輸2件、製造
・サービス業・卸売・農業が各1件。
・主因別では、販売不振6件、連鎖倒産2件、業界不振
・その他が各1件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満6件、1000万円以上5000万円未満が4件。
・負債額別では、1000万円以上5000万円未満が3件、5000万円以上1億円未満が1件、1億円以上5億円未満が3件、5億円以上10億円未満が2件、10億円以上50億円未満が1件。
・態様別では、破産8件、民事再生法2件。
・地域別では、都城市3件、日向市・児湯郡2件、西都市・延岡市・宮崎市が各1件。
・業歴別では、3~5年2件、15~20年2件、20年~30年が1件、30年以上が5件。

【概況】
 8月の法的整理による倒産件数は10件で、2009年5月以来の2桁台となった。そのうち8月中に事業停止し、法的整理に入った件数が7件と多く、(株)野崎組が関係会社2社とともに破産手続きに入ったことも一因である。負債総額は35億1400万円と大型倒産の発生で増加し、大浦(株)などの倒産で負債総額が膨らんだ今年1月に次ぐ水準となった。

 負債額が最大となった倒産は多田産業(株)。1937年に個人開業し、「八光印」ブランドの剣道防具の製造すべてを国内で行うメーカーで、当社の剣道防具は「日向剣道具」として宮崎県の伝統工芸品の認定を受けていた。しかし剣道人口の伸び悩み、安価な海外製品との競争などで減収が続き、四つの工場を集約して効率化を図るなどの取り組みも奏功せず、資金繰りに行き詰まった。

2011年8月の倒産企業
商号負債(千円)資本金(千円)業種態様所在地
多田産業(株)1,566,00020,000製造業民事再生法西都市
(株)野崎組835,00020,000建設業破産都城市
須賀海運(有)560,0005,000運輸業破産日向市
野崎産業(株)200,00010,000卸売業破産都城市
野崎ファーム(株)100,0003,000農業破産都城市
(有)児玉工業100,0005,000建設業破産日向市
(有)ながい78,0006,000建設業民事再生法児湯郡
(有)アートトラベル30,00010,000運輸業破産児湯郡
土々呂水産加工業(協)25,0002,790サービス業破産延岡市
(株)凛打20,0005,000建設業破産宮崎市

【今後の見通し】
 2011年4~6月期のGDP統計速報の公表を受け、帝国データバンクは8月17日に向こう12年度までのマクロ経済見通しを改訂した。

 同期実質GDP成長率は前期比0.3%減と、3四半期連続のマイナス。東日本大震災の影響で輸出が大幅に減少したが、政府の震災対応による歳出が大幅に増加し、公共投資は6四半期ぶりの増加となった。

 11年度の実質GDP成長率は前年度比0.5%増、12年度は2.7%増と予測。11年度は後半の財政支出に伴う公的需要など内需が支え、12年度は復興需要の本格化で設備投資や住宅投資が成長に寄与する見通しである。

 総じて震災復興需要や、節電関連の家電製品需要の増加などの好材料に対し、円高の進行はGDP成長率を押し下げる要因となるため、為替相場の動向がポイントとなる。

 県内経済も扇風機やLED照明の節電家電、テレビのデジタル放送完全移行による録画機などの需要が堅調だが、公共工事は東九州自動車道関連を除いて減少傾向にある。

 銀行借入金の返済を猶予する中小企業金融円滑化法は12年3月末に適用期限が切れるが、金融庁は平常時へのソフトランディングを目指し、出口戦略として返済条件を変更した企業に対する経営改善支援を加速するよう、金融機関に求めている。

 全般的に景況感が改善しない中、取引銀行との関係次第では資金繰りが悪化する企業が出てくる可能性があり、今後の倒産動向に影響を与えそうだ。

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