みやビズ

2019年6月20日(木)
倒産情報(帝国データバンク提供)

3月分

2012/04/10
【各要因別】
 ・業種別では、小売業が5件、建設業が4件、サービス業が2件。

 ・主因別では、販売不振が8件、売掛金回収難・連鎖倒産・企業系列の再編成各1件。

 ・資本金別では、100万円未満が2件、100万円以上1000万円未満6件、1000万円以上5000万円未満3件。

 ・負債額別では、1000万円以上5000万円未満が5件、5000万円以上1億円未満が3件、1億円以上5億円未満が3件。

 ・態様別では、破産が10件、特別清算が1件。

 ・地域別では、都城市が5件、宮崎市が3件、西都、日向市、児湯郡が各1件。

 ・業歴別では、3年未満が1件、5~10年未満が1件、10~15年未満が2件、20~30年未満が2件、30年以上が5件。

【概 況】
 3月の法的整理による倒産件数は11件と7カ月ぶりの2桁台に乗り、11件はほぼ3年ぶりの水準となったが、3月中の事業停止は3件だけで、それ以前の任意整理企業の法的整理が集中した格好となった。

 負債額が最大となったのは(資)川添商店。1926(大正15)年創業の老舗スーパーで、最大5店舗を営業していた時期もあったが、大手スーパーとの競争激化や本店周辺の区画整理に絡む店舗改装のための休業、口蹄疫などの影響が重なり、資金繰りが悪化して破産に至った。


2012年3月の倒産企業
商号負債(千円)資本金(千円)業種態様所在地
(資)川添商店490,00050,000小売業破産都城市
アワーウィル(株)271,00020,000小売業特別生産宮崎市
(資)福井水道工業110,0005,050建設業破産西都市
(株)白川鐵工建設93,00010,000建設業破産都城市
(有)照榮建設73,0003,000建設業破産宮崎市
(株)食ガーデンこだま50,0003,000小売業破産都城市
(有)長友基礎工業49,0008,000建設業破産児湯郡
(名)鎌田商店35,000500小売業破産都城市
(株)works shop Grandeur27,000500小売業破産日向市
(有)カメラ修理センター宮崎20,0003,000サービス業破産宮崎市
大浦総業(株)14,00022,000サービス業破産都城市


【今後の見通し】

 日銀が2日発表した3月の短観は、景気判断の目安となる「大企業・製造業」の業況判断指数が市場予想に反して改善せず、前回12月調査と同様マイナス4となった。自動車業界はエコカー補助金の復活、タイの洪水被害からの復旧でプラスとなったが、化学や鉄鋼、非鉄金属などの素材産業は原油高によるコスト上昇懸念、中国の景気減速懸念などからマイナスが続いた。業種によって見通しのばらつきが大きく、円高の一服感があったにしても、原油高をはじめ外的要因の動向次第で景気見通しは変わりそうだ。

 経済のグローバル化が進む中で、一連の円高、原油高は県内企業の受注単価、仕入れコストに変化を及ぼしているが、企業の多くは「現在の難局を耐え忍ぶ」と人件費を含む経費削減で乗り切ろうとしている。しかしそれには限界があり、現在の難局が間もなく終わるという保証はどこにもない。

 化学や鉄鋼、金属など原油価格の動向と関係のある企業のうち、収益力を維持できない企業については、資金繰りが厳しくなる可能性がある。

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