みやビズ

2019年8月26日(月)
倒産情報(帝国データバンク提供)

9月分

2017/10/06
【ポイント】 ~大きな流れとしては小康状態、小口分散化~
◆倒産0件だった前月から件数、負債は増加するも、小康状態が続く
◆岡崎鶏卵ジーピーセンターは今年最大の負債額。続くのは1月のサン・アカデミー
◆9月の負債総額は前年同月比で減少。前年9月は大型倒産が発生していた

業種別
「建設業」が2件、「卸売業」が1件。
主因別
「販売不振」が3件。
規模別
負債額別では「5000万円未満」が1件、「5000万円以上1億円未満」が1件、「5億円以上10億円未満」が1件。
資本金別では「100万円未満」が1件、「100万円以上1000万円未満」が1件、「1000万円以上5000万円未満」が1件。
態様別
「破産」が2件、「特別清算」が1件。
業歴別
「5年以上10年未満」が2件、「30年以上」が1件。





今後の見通し

◆9月の法的整理による倒産件数は3件、負債総額は9億8200万円。8月は倒産が発生しなかったため、件数・負債ともに前月より増加した。

◆特別清算した岡崎鶏卵ジーピーセンターの負債額は9億円。今年最大の倒産となった。同社は1955年創業、79年法人改組した鶏卵の仕入販売会社。同業他社の事業基盤を継承して事業を拡大するなど、県内トップクラスの事業規模に成長していた。しかし、複数のグループ会社を立ち上げて地域別に販売網を分社化した影響で収益が低迷していた上、県外資本の大手業者との競合、鳥インフルエンザの影響などで経営不振に陥り、今年4月に会社分割して他社に営業基盤を譲渡、7月の株主総会で解散していた。

◆帝国データバンクが発表した「TDB景気動向調査」(全国有効回答数10,212社)によると、9月の宮崎県の景気DIは48.7(50が判断の分かれ目)で前月比3.1ポイント改善し、都道府県別順位は前月の35位から19位に上がった。しかし、宮崎県の景気DIはここ数カ月間、改善と悪化を繰り返しており、10月以降に改善が続くかは不透明で、明確な景気トレンドは見いだしにくい。

◆宮崎労働局が発表した2017年8月の有効求人倍率は1.40倍と前月より0.04ポイント低下、過去最高だった前月こそ下回ったが、正社員有効求人倍率は0.82倍で、統計を取り始めた2004年11月以来の高い水準に並んでおり、人手不足感が高止まりしている。業種・地域を問わず、人手不足倒産が懸念される一方、人手不足に対応するための省力化投資が活発となっている。

◆倒産件数は2012年10月に11件発生して以来、59カ月連続で1桁台で推移しており、まもなく丸5年が経過しようとしている。この小康状態の理由として、実質的に事業停止している会社が法的整理しないケースが多い点や、金融機関の柔軟な支援体制が挙げられるものの、宮崎県の景気DIが改善と悪化を繰り返しているように、地方の経営者の景況感や景気先行きは必ずしも明るくはない。人手不足感が強い建設業やサービス業など、複数の業界で業績が好調な企業と不調な企業に二極化する傾向が強まっており、現在の小康状態がいつまで続くかは不透明である。

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