みやビズ

2019年6月16日(日)
倒産情報(帝国データバンク提供)

2月分

2012/03/08
2月の倒産情報
【各要因別】
・業種別では、サービス業・飲食店が各2件、建設業1件。
・主因別では、連鎖倒産、経営多角化の失敗が各2件、販売不振1件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満2件、1000万円以上5000万円未満1件、5000万円以上1億円未満が2件。
・負債額別では、1000万円以上5000万円未満が2件、5000万円以上1億円未満が1件、5億円以上10億円未満が1件、20億円以上30億円未満が1件。
・態様別では、破産が4件、特別清算が1件。
・地域別では、延岡市が3件、都城市・小林市が各1件。
・業歴別では、3~5年が1件、10~15年が1件、15~20年が1件、20~30年が1件、30年以上が1件。

【概 況】
 2月の法的整理による倒産件数は5件と前月比3件減となったが、特別清算の影響で負債額は33億6600万円と大幅に増加した。

 負債額が最大となったのは(株)中村。1930年に寝具販売店として開業後、67年に「ナカムラデパート」を開店、都城大丸と同様に地場資本百貨店として知られたが、販売不振に伴い95年に「メインホテルナカムラ」へ業態転換していた。

 ただ、ホテル運営も競争激化で頓挫し、2007年には会社分割でメインホテル(株)に営業を譲渡し、2010年4月に解散していた。なお、同ホテルはメインホテルの運営で営業継続中。

2012年2月の倒産企業
商号負債(千円)資本金(千円)業種態様所在地
(株)中村2,600,00098,000サービス業特別清算都城市
(株)レストラン安愚楽北霧島630,00050,000飲食店破産小林市
(株)エネック87,00020,000サービス業破産延岡市
(株)ジョリー・ペル37,0003,000飲食店破産延岡市
(有)内山工房12,0003,500建設業破産延岡市


【今後の見通し】
 国内唯一のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)専業メーカーだったエルピーダメモリが、2月27日に会社更生法の適用を申請した。歴史的な円高やタイの洪水などのダメージを背景に、電機メーカー各社の今年3月期の業績予想が総崩れとなる見通しの中、素材メーカーでもあったエルピーダメモリの経営破綻は、国内製造業の先行きを一層不透明にしそうだ。

 エルピーダメモリと対照的に、韓国のサムスン電子は昨年12月期の売上高が過去最高、アップル社も2011年10-12月期の売上高、純利益がいずれも四半期過去最高だった。サムスンは半導体だけではなく、有機ELテレビの分野でも積極的な投資を行い、アップルは台湾メーカーなどに製造委託しながら、付加価値の高い商品で利益を出す。円高の影響はあるにしても、そもそも日本メーカーの生み出す商品の魅力が世界市場で通用しなくなっていると指摘する過激な識者もいる。

 日本メーカーの苦戦は「企業城下町」に影響を及ぼし始めている。国内工場の閉鎖、集約が進めば、その工場の雇用だけではなく、周辺企業との取引が失われることになり、間接的に地場経済にもマイナスの影響を与える。

 このようなニュースが続くと、景気悪化が意識されすぎて消費者心理が悪化し、個人消費の下押し圧力となりかねない。業種を問わず、減収となっても利益を確保できる収益体制が構築できていない企業は、当面忍耐を強いられそうだ。

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