みやビズ

2019年10月14日(月)
倒産情報(帝国データバンク提供)

3月分

2017/04/14
【ポイント】 〜倒産件数は53ヶ月連続で1桁台となった
◆特別清算の1件のみ
◆地域別では小林市のみ。宮崎市や都城市、延岡市などでは発生していない。
◆倒産件数1件は2016年12月以来
業種別
「卸売業」が1件。
主因別
「販売不振」が1件。
規模別
資本金別では「5000万円以上1億円未満」が1件。
負債額別では「1億円以上5億円未満」が1件。
態様別
「特別清算」が1件。
業歴別
「10年以上15年未満」が1件。

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◆3月の法的整理による倒産件数は1件で、前月より2件減少したが、負債総額は2億8700万円で前月を上回った。倒産したカトー農産(株)は、大手食品流通業者が青果物の流通にも参入しようと、2005年(平成17年)11月に設立した野菜卸売業者。地場農家などから根菜類を中心に集荷、一次加工して親会社や系列会社に販売し、資本系列を生かした販路展開で、2012年9月期の年売上高は約7億8000万円を計上していた。しかし、系列会社を経由する販路で安値販売を強いられ、設立以来赤字決算が続き、親会社から資金支援を受けて資金繰りを続けてきたが、収益が改善する見通しが立たなかったことから、2016年12月19日の株主総会の決議で解散していた。

◆2016年度の倒産件数は33件と前年度の34件を下回り、4期連続して50件を下回ったものの、負債総額は46億3700万円で前年度を上回った。最大の倒産は(株)ビューティプランニングで、2002年(平成14年)7月設立の健康食品販売会社。ピーク時の2011年6月期の年売上高は39億6100万円を計上していたが、過去の商品在庫が適正に処理されず、現代表体制のもとで不良債権処理し、多額の損失を計上。通販事業の一部を第三者に譲渡するなど、営業体制の再構築を図ったが、負債を弁済する見通しが立たなかった。次ぐ負債額は(株)サンアカデミーで、1985年(昭和60年)7月設立のフィットネスクラブ運営業者。フィットネスクラブ開設時の多額の負債が足かせとなり、損益改善の目処が立たなかった。

◆3月の法的整理による倒産件数は53ヶ月連続で1桁台、2016年度は33件と依然として小康状態が続いている。宮崎労働局が発表した平成29年2月の有効求人倍率は1.33倍と前月と同水準ながら売り手市場が続いており、企業にとっては採用コストや賃金の増加などの経費負担につながっている。今後も倒産件数が大幅に増加する可能性は低いものの、2016年度の倒産でサービス業や小売業など消費者と直結する業種の倒産件数が全体の60%を占めたように、一般消費者の買い控え傾向は続いており、価格競争力や財務状況に課題がある企業の動向には注意が必要である。

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