みやビズ

2019年11月21日(木)
倒産情報(帝国データバンク提供)

1月分

2017/02/22
【各種要因】
県企業倒産集計(1月)
・業種別では、サービス業が2件。
・主因別では、販売不振が2件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満が1件、1000万円以上5000万円未満が1件。
・負債額別では、5000万円未満が1件、5億円以上10億円未満が1件。
・態様別では、破産が2件。
・業歴別では、5年以上10年未満が1件、30年以上が1件。

【概 況】
 1月の法的整理による倒産件数は前月より1件増の2件となった。負債総額は6億3300万円で前月より大幅に増加した。しかし、倒産件数は51カ月連続で1桁台と低水準での推移となっている。

 帝国データバンクが発表した「TDB景気動向調査」(全国有効回答数1万195社)によると、1月の宮崎県景気DIは45.8(50が判断の分かれ目、全国平均45.2)で前月とほぼ横ばいであった。大企業の景気DIは改善した一方、中小企業では悪化、企業間格差は広がっている。各企業とも先行き見通しDIは悪化しているため、先行きは流動的な見通しが見込まれる。

 宮崎労働局が発表した去年12月の有効求人倍率は1.28倍と前月と同水準ながら21カ月連続で1倍台を維持。正社員の有効求人倍率は0.81倍と最高の水準となっている。県下7か所の職業安定所別では全所が1倍を超え、特に宮崎は1.50倍と着実に改善が進んでいる。人手不足による人件費の高騰などが表面化しており、雇用情勢が厳しい業界の動向には注意が必要である。

1月倒産企業表

 1月最大の倒産となった(株)サン・アカデミーは、1985(昭和60)年7月、スイミングスクール「サンフラワースイミング」の経営委譲を受ける目的で設立した。86年にはそれまで借用していたスイミングスクールの不動産や設備を取得した。その後、91年6月にメンバー制フィットネスクラブ「ウェルネスクラブサンテリナ」を開業していた。その開業で多額の有利子負債を抱える中、宮崎市では同業他社が開設するなど、競争が激化して会員の減少が続き、有利子負債の負担が増して資金繰りが悪化していた。設立のきっかけとなったスイミングスクールの事業を売却するなど、有利子負債の圧縮に努めてきたが、事業環境の改善のめどが立たなかった。

 (株)ビットクラブは、地元の高齢者を対象にパソコンスクールを運営していたほか、官公庁を通じて求職者に対するビジネスマナー講習などの職業訓練を手掛けていた。しかし、いずれの事業も継続的な受注が難しく、営業基盤が確立できないまま業績が低迷し、事業継続のめどが立たなかったため、パソコンスクールは2014年3月末、職業訓練は同年4月で撤退し、事業を停止していた。

【今後の見通し】

国内景気は、トランプ大統領の打ち出す保護貿易主義の台頭などにより、為替レートの変動や燃料コスト増加などの影響があるが、宮崎県内では輸出を行う大企業は少なく、即座に大打撃を受ける企業は少ないとみられる。

 倒産件数は51カ月連続で1桁台を推移しており、倒産件数が大きく伸びるとは考えにくい。しかしながら、今後も実質破たんしている企業が法的整理を行うケースは散発すると見られる。一般消費者の景気回復感が乏しい中、前月2件発生したサービス業や、小売業など消費者と直結する企業の動向を今後も注意深く見守っていく必要がある。

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