みやビズ

2019年6月16日(日)
倒産情報(帝国データバンク提供)

10月分

2016/11/24
【各種要因】
10月の倒産件数、負債総額
・業種別では、サービス業が4件。
・主因別では、販売不振が4件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満が3件、1000万円以上5000万円未満が1件。
・負債額別では、5000万円以上1億円未満が3件、1億円以上5億円未満が1件。
・態様別では、破産が4件。
・業歴別では、30年以上が4件。

【概 況】
 10月の法的整理による倒産件数は前月より1件減の4件となった。負債総額は3億2700万円で、前月より80.3%減となった。倒産件数は48カ月連続で1桁台と小康状態が続いているが、倒産件数は4件と今年に入ってから2番目に多くなった。

 帝国データバンクが発表した「TDB景気動向調査」(全国有効回答数1万243社)によるとによると、10月の宮崎県の景気DIは42.8(50が判断の分かれ目、全国平均43.3)と3カ月連続で改善した。これまでは一進一退の状況が続いたものの、今後緩やかな上向き傾向が継続するとみられる。

 宮崎労働局が発表した今年9月の有効求人倍率は1.27倍と前月より減少したものの、正社員有効求人倍率は0.73倍と統計を取り始めて最高の水準となった。ただ、前月に引き続き、延岡0.90、高鍋0.90、日向0.96と1倍を割り込んでいるなど、地域間格差があるほか、不動産やリース、農林漁業、娯楽業などの業種では求人は減っており、雇用と求人のミスマッチや人手不足による倒産には引き続き注意が必要だ。

 10月最大の倒産となったエムエムエス合資会社は1956(昭和31)年10月に設立され、西都市と宮崎市でガソリンスタンドを展開、ピーク時には7店舗を営業し、2006年7月期の年売上高は約9億1200万円を計上していた。しかし、その後の原油価格の高騰やセルフスタンドの増加など営業環境の悪化を受けて、09年8月にガソリンスタンド事業を同業他社に譲渡した。それ以降、当社は既存事業だったコインランドリー1店舗の営業に特化。過去の債務の弁済や圧縮に取り組んできたものの、残った債務の整理見通しが立たなくなったことから、今年6月に商号を変更した上で法的整理の準備に入っていた。

10月の倒産企業

 ほか3件は日南市のファッションホテル経営業者で、同一代表が運営していたものである。

【今後の見通し】
 宮崎県内の10月の倒産件数は前月より1件減の4件で、48カ月連続で1桁台となっている。9月末に本県を襲った台風16号の影響から、農作物被害が相次ぎ、野菜価格が高騰している中にあって、生活防衛から、一般消費者の買い控えが顕著に現れている。飲食店では価格を転嫁できず、運営に苦しんでいるほか、原油価格や液化天然ガス(LNG)価格上昇によって、ガソリンや軽油、電力料金値上げなどが行われており、各方面に影響を及ぼしている。

 10月弊社調査による「1都3県・本社移転企業調査」によると6年連続で転入が転出を上回り、企業の地方移転が進んでいない。人も企業も首都圏集中の流れは続いており、将来的な人口減少が避けられない地方にとって、抜本的な対策を講じる必要がある。当面は低水準での倒産推移となる見通しであるが、実質破たんしている企業の破産や、企業体力が限界に来ている企業の動向には引き続き注目していく必要がある。

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