みやビズ

2019年10月14日(月)
倒産情報(帝国データバンク提供)

4月分

2016/05/17
【各種要因別】
倒産件数
・業種別では、サービス業が2件、小売業が1件。
・主因別では、販売不振が3件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満が2件、1000万円以上5000万円未満が1件。
・負債額別では、5000万円未満が1件、1億円以上5億円未満が2件。
・態様別では、破産が3件。
・業歴別では、5年以上10年未満が1件、15年以上20年未満が2件。

【概 況】
 4月の法的整理による倒産件数は前月より2件増の3件となった。負債総額は4億9800万円と前月より2億9800万円増加。1億円を超える負債が2件あったことで、負債総額を押し上げた。

4月の倒産企業

 帝国データバンクが発表した「TDB景気動向」(全国有効回答数1万246社)によると、宮崎県の景気DIは38.9(50が判断の分かれ目)と2ケ月ぶりに悪化、九州では佐賀に次いで低い数字となった。「工事発注量が少ない」「現場予算は相変わらず厳しい」など建設業からは厳しい声が聞かれ、先行きは不透明である。

 宮崎労働局が発表した平成28年3月の有効求人倍率は1.13倍と前月より0.04ポイント増加。12カ月連続で1倍台を確保している。ただ、延岡市は0.90倍、日向市は0.98倍と1倍を割り込んでおり、地域間格差がみられる。また、新規求人の業種別ではこれまで牽引してきた医療・福祉が減少となっている。今後も人手不足による倒産は懸念される。

 2億7000万円の負債額となった(有)県南介護サービスは2000年4月設立の老人福祉業者。設立直後は福祉用品の賃貸を主力としていたが、03年9月にデイサービスセンター「やすらぎの里」を開設、06年3月には有料老人ホーム「やすらぎ」を開設して事業拡大を図り、関連して居宅介護支援や訪問介護を展開するなど、事業の幅を広げていた。

 しかし、近年は同業他社の増加や競争激化で稼働率が伸び悩む中、利用者の死去や介護報酬の段階的な引き下げなどに対応できず、収益力が低迷して厳しい資金繰りが続いていた。ことし3月には第三者に営業譲渡し、その段階で実質的に事業を停止していた。

【今後の見通し】
 倒産件数は42カ月連続で1桁台と小康状態が続いている。3件いずれも業歴20年未満の業者であり、老人ホーム運営、リサイクルショップ運営、建築設計と消費者に近い業種の倒産であった。

 4月に発生した熊本地震は本県において大きな直接影響はなかった。しかし物流は鈍化していること、観光地の集客減、宿泊予約キャンセルが相次ぐなどの影響を受けている。また、農産品の一大生産地である熊本県での夏野菜育成は不透明で、県内業者への引き合いが強まっている。

 いずれにせよ、熊本地震のおける本県での直接影響は少なかったものの、人手不足が続いている土木建設業を中心に、復興特需によってさらなる人手不足が懸念されるなど、今後も予断を許さない状況が続くとみられ、県内個別企業の動向には注意が必要だ。

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