みやビズ

2019年10月14日(月)
倒産情報(帝国データバンク提供)

2015年度分

2016/04/23
【各要因別】
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・業種別では、建設業が9件、小売業が7件、卸売業が6件、製造業、サービス業がそれぞれ5件、運輸・通信業、その他がそれぞれ1件。
・主因別では、販売不振が29件、その他が5件。
・資本金別では、個人経営が2件、100万円未満が2件、100万円以上1000万円未満が23件、1000万円以上5000万円未満が7件。
・負債額別では、5000万円未満が17件、5000万円以上1億円未満が7件、1億円以上5億円未満が9件、5億円以上10億円未満が1件。
・態様別では、破産が33件、特別清算が1件
・業歴別では、3年未満が2件、5年以上10年未満が9件、10年以上15年未満が3件、15年以上20年未満が6件、20年以上30年未満が4件、30年以上が10件。

【概 況】
 2015年度の倒産件数は34件と前年度の27件を上回ったものの、負債総額は29億1200万円と33%減となり2000年代に入り最低水準となった。

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 最大の倒産となったエス(株)は、1971年(昭和46)年6月に高鍋町で焼き鳥店を創業し、77年(同52)年12月に坂本実業(株)の商号で法人改組、その後も宮崎市繁華街に飲食店を2店舗開店して営業基盤を確立した。飲食業以外にも87(同62)年7月に宮崎市繁華街で飲食店向けのテナントビル「サカモトブライトビル」を新築して不動産賃貸業に参入し、96年2月には客室約100室のビジネスホテル「ホテルサンライト宮崎」を買収してホテル業にも取り組むなど、積極的な多角化経営で事業規模を拡大した。

 一方、多角化経営に伴って銀行借入金が膨らみ、支払利息の負担が重荷になっていた上、2006年ごろから複数の大手ビジネスホテル業者が宮崎市にホテルを開業し、「ホテルサンライト宮崎」の宿泊客数が落ち込んで収益を圧迫した。その間、関係会社の事業を同社が引き継いだほか、所有していたビルを売却したものの、収益が改善する見通しが立たなかった。そのため、13年2月までに「ホテルサンライト宮崎」の営業を停止し、その不動産を売却後、同3月に同じ商号の坂本実業(株)を設立、同5月に同社の商号をエス(株)に変更した上で、同社の事業だった飲食業と「サカモトブライトビル」の不動産賃貸業の権利義務を新・坂本実業(株)に承継させた。その結果、同社は旧・坂本実業(株)の負債を引き受け、その後は一般債権者に対する債務整理に当たっていたが、その整理が一巡したとして同年9月に解散していたもの。

【今後の見通し】
 3月の倒産件数は1件と41カ月連続で1桁台。2015年度負債総額は29億1200万円と2000年代に入り最低水準となるなど、小康状態が続いている。燃料安から、運送業者やカーフェリー運航業者、ハウス園芸農家など恩恵を受けている業者もある。

 今後は、17年4月に予定されている消費税増税の行方に注目されている。増税後の需要に対する先行き不透明感が強まっているほか、仕入価格上昇分を販売価格に転嫁できない中小零細企業の収益性は厳しい。

 15年度は金融円滑化法終了後も中小企業への各種支援策が継続され、倒産件数や負債総額は低位にとどまった。しかし、企業体力が疲弊している企業は、増税による買い控えなどに耐えうる体制強化が必要である。小康状態が続く見通しであるとはいえ、今後の県内企業動向については、弱体化した企業を中心に破産が出る可能性があり、注視すべきである。なお、ことし4月から女性活躍推進法がスタートしており、企業内における女性活躍による業況向上にも期待したい。

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