みやビズ

2019年10月14日(月)
倒産情報(帝国データバンク提供)

2月分

2016/03/18
【各種要因別】
倒産件数
・業種別では、建設業が1件。
・主因別では、販売不振が1件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満が1件。
・負債額別では、5000万円未満が1件。
・態様別では、破産が1件。
・業歴別では、15年以上20年未満が1件。

【概 況】
 2月の法的整理による倒産件数は、1件であった。前月の3件より2件減少している。負債総額は4000万円と前月より1億5100万円減少している。

2016年2月の倒産企業

 帝国データバンクが発表した「TDB景気動向調査」(全国有効回答数1万497社)によると、景気DI(50が判断の分かれ目)は、宮崎38.0で九州内では3カ月連続の最下位となった。全国順位でも43位と低水準となっている。公共事業の減少などで地域経済は悪化しているほか、サービスや小売りなど消費者に近い業種での低迷が目立っている。全国でも、東日本大震災以来となる2カ月連続の全地域DI悪化となっている。要因として、建設需要の低迷、鋼材生産の悪化に加え、マイナス金利の実施による金融機関の景況感悪化があげられる。

 宮崎労働局が発表した1月の雇用失業情勢における有効求人倍率は1.07倍と前月より0.03ポイント減少した。公務や医療福祉の求人は増加している一方、建設業や卸小売業などは減少を見せている。雇用失業情勢は改善が進んでいるとはいえ、県内で多数を占める建設業や卸小売業の減少は人手不足による倒産も懸念される。

 4000万円の負債額で倒産となった(有)スペースファイブは、1999年9月に設立した内装工事および建設工事業者。代表の小牟田氏は、当社設立前に別会社の(株)泰晴を運営していたが、同社が和議申請を行ったため、当社を第二会社として設置した。そのため、実質は28年余の実績を持ち、建設会社の下請工事や一般個人からの注文を受け、近年ピーク時となる2008年8月期は年売上高約1億4300万円を計上した。しかしその後は、鹿児島県を営業エリアとして開拓するため、本店を鹿児島県曽於市に移すなどしたが、同地での営業が奏功せず再度都城市に本店を戻した。また、景気悪化や同業他社との競合などで受注が低迷、資金繰りもひっ迫していた。それに加え、代表の体調不良もあり、先行きの見通しが立たなくなり事業継続を断念したもの。

【今後の見通し】
 倒産件数は40カ月連続で1桁台となり、小康状態が続いている。自己破産準備中の企業が一部ひかえているとはいえ、来月一気に10件を超えるとは考えにくい。

 年度末を迎え、建設業や土木工事業は繁忙期であるが、夏場工事に向けた見積り依頼が前年より減少しているなど、今後の受注状況が見えづらいとの声が多数聞かれる。住宅ローン金利の引き下げや消費税率引き上げに向けた、一般個人住宅の着工、マンション販売などは上向き傾向にあるが、景気動向調査にみられるよう、景気の見通しDIは全地域で悪化、宮崎県の景況感も低迷しており、予断は許されない状況にある。

 金融機関や支援協議会、保証協会などさまざまな機関が収益性の悪化した企業のサポートを行っているものの、延命してきた企業支援にも限界があるため、今後も県内企業動向に注目していく必要がある。

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