みやビズ

2019年10月17日(木)
倒産情報(帝国データバンク提供)

1月分

2016/02/18
【各種要因別】
倒産件数
・業種別では、建設業、製造業、サービス業がそれぞれ1件。
・主因別では、販売不振が2件、その他が1件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満が3件。
・負債額別では、5000万円未満が2件、1億円以上5億円未満が1件。
・態様別では、破産が3件。
・業歴別では、5年以上10年未満、10年以上15年未満、30年以上がそれぞれ1件。


【概 況】
 1月の法的整理による倒産件数は、前月より2件減の3件となった。負債総額は1億9100万円と前月より10億400万円減少となっている。3件の倒産はいずれも資本金500万円以下の小規模業者。

倒産企業

 帝国データバンクが発表した「TDB景気動向調査」(全国有効回答数1万519社)によると、宮崎の景気DI(50が判断の分かれ目)は40.1で2カ月連続で悪化した。九州内では2カ月連続で最下位となっている。中小企業の経営環境が厳しく、企業からは「相場下落のタイミングが早い」や「原料単価の暴落」など市況に左右され、苦しい現状が聞かれた。

 宮崎労働局が発表した12月の雇用失業情勢における有効求人倍率は1.11倍と前月より0.01ポイント減少するが、8カ月連続で1倍台で維持している。正社員有効求人倍率は0.68倍と統計を取り始めた2004年11月以降で最高の水準を確保するなど、雇用失業情勢は改善が進んでいる。企業側では「人手不足によって業況好転が見込まれない」などの声があり、求人と採用が順調に進んでいない様子がうかがえる。

 1億2000万の負債額で倒産したピンナップカンパニーは、1991年6月に創業、2006年6月に法人改組、広告の企画や制作を主力としながら内装工事を手掛けて事業拡大を図ったほか、11年4月には宮崎市橘通西にビアホールを開店して飲食業にも進出、同年5月期の年売上高は約2億500万円を計上していた。しかし、事業拡大に伴う借入返済が重荷だった上、ビアホールで多額の赤字を出すなど業績は低迷、債務超過に陥って資金繰りに行き詰まり、今回の措置となったものである。

【今後の見通し】
 倒産件数は39カ月1桁台が続いており、大きく増加すると見込まれない。しかも外的環境を見ると、日銀よりマイナス金利が発表され、金融機関より一般企業へ融資が増えるとみられる。また一般個人においては、金利が下がり、住宅ローンを組みやすくなって、土地や建物の動きが活発化する見通しである。

 その一方、1月に大寒波が九州を襲ったことから、農産物の育成不振は懸念材料となっている。原油安の状況が続いており、ガソリンや軽油、重油などの価格が軒並み下がり、恩恵を受けている個人や企業は多い。金融環境は変化を見せているが、従前より経営の苦しい企業が散発的に自己破産を申請する可能性は否定できず、今後も個別企業の動向に注意が必要である。

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