みやビズ

2019年11月12日(火)
倒産情報(帝国データバンク提供)

12月分

2012/01/12
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【各要因別】
・業種別では、卸売業・建設業・製造業が各1件。
・主因別では、販売不振が2件、経営者の死亡が1件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満1件、1000万円以上5000万円未満2件。
・負債額別では、3件とも1億円以上5億円未満。
・態様別では、3件とも破産。
・地域別では、宮崎市が2件、都城市が1件。
・業歴別では、20~30年が2件、30年以上が1件。

【概 況】
 12月の法的整理による倒産件数は3件と増加したが、12月中に事業停止した上で、法的整理に入った倒産はなかった。ただ、いずれも1億円以上の負債を抱えた法的整理だったため、負債総額は4億3000万円と増加した。

 負債額が最大となったのは(有)髙木材木店。1969(昭和44)年設立と業歴は長かったものの、家族主体の小規模経営で営業基盤は弱く、外材との競争激化もあって厳しい経営状況が続いていた。

 そんな中、2005年に社長が死去したことで実質的な事業停止状態となり、最近まで任意に資産債務を整理してきたが、整理できない債務を処理するため、法的整理に至った。

2011年12月の倒産企業
商号負債(千円)資本金(千円)業種態様所在地
(有)髙木材木店180,0005,000卸売業 破産宮崎市
キリノメタルエレクター(株) 150,000 15,000 建設業 破産 都城市
(有)共和アルミ工業 100,000 10,000 製造業 破産 宮崎市


【今後の見通し】
 2011年7~9月期のGDP統計2次速報の公表を受け、帝国データバンクは2012年度までのマクロ経済に関する見通しを改訂した。

 同期の実質GDP成長率は1.4%増と3四半期ぶりのプラス成長ながら、1次速報の1.5%増から下方修正された。円高や海外経済の回復鈍化で設備投資が1.1%増から0.4%減となったほか、個人消費は自動車購入の鈍化で下方修正となった。

 なお、2011年度の実質GDP成長率は前年度比0.2%減、2012年度は2.2%増と予測。2011年度は震災の影響でマイナスとなるが、生産活動の急回復や底堅い住宅投資などの内需が支える見通しで、2012年度は4月から第3次補正予算が本格的に執行され、公的需要や設備投資、個人消費が拡大する上、外需の回復を見込んだ。

 しかし、震災復興需要が被災地以外の中小企業にどの程度寄与するのかは不透明で、円高の背景にある欧州危機も終息する兆しが見えない。政府が12月22日に公表した12年度の実質GDP成長率の見通しも前年度比2.2%増としたが、各国政府の政策努力で金融市場が安定化し、主要国経済が持ち直すとの前提があるとの指摘も聞かれる。

 新興国の代表格である中国でも、住宅バブルを懸念する当局の金融引き締めが影響しているほか、欧州向け輸出の減少に伴う成長率の低下が鮮明となりつつある。新興国経済の動向次第では、円高に伴う国内企業の海外流出で内需を失い、県内企業も受注を失う悪循環がさらに加速し、経済成長の鈍化につながりかねない。

 中小企業金融円滑化法の再延長方針が示され、当初期限の3月末を境に倒産が大幅に増加することはなさそうだが、建設業を中心に資金需要が高まる行政年度末を控え、資金繰りに苦戦している県内企業にとっては引き続き厳しい経営を強いられることから、今後の倒産動向は楽観視できないだろう。

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