みやビズ

2019年10月16日(水)
倒産情報(帝国データバンク提供)

9月分

2015/10/17
倒産件数
【各要因別】
・業種別では、建設業が2件、製造業が1件。
・主因別では、販売不振が3件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満が2件、1000万円以上5000万円未満が1件。
・負債額別では、5000万円以上1億円未満が2件、1億円以上5億円未満が1件。
・態様別では、破産が3件。
・業歴別では、20〜30年未満が2件、30年以上が1件。


【概 況】
 9月の倒産件数は前月同様の3件となり、35カ月連続1桁台である。負債総額は、2億6400万円、前月比3900万円増となった。

倒産企業

 藤井商店は1967(昭和42)年4月に創業、77(同52)年3月に法人改組した水産加工品製造業者。当初は鰹節工場を運営してきたが、真空パック事業が不振となり、主力をカツオ刺身の冷凍パック製造にシフトし運営してきた。その後、2009年より新規事業としてゴルフ練習場の運営を行ってきたが、当初の目標より集客は下回り、設備投資が負担となっていた。また、カツオの不漁などで本業も低迷、今回の措置となった。

 アイキ建設は地場ゼネコンを得意先として法面工事や急傾斜地工事などの土木工事の下請を行っていた。請負工事は薄利であったことで債務超過に転落、受注も不振であったことから、事業継続を断念したもの。亮軽金属は、建設業者の下請工事として、学校や店舗、公共施設の屋根工事のほか、手摺などステンレス加工を行っていたが、2010年に純損失を計上して以降、欠損が続き、厳しい資金繰りから脱することが出来ずに今回の事態となった。

【今後の見通し】
 帝国データバンクがまとめた「TDB景気動向調査」(全国有効回答1万752社)によると、9月の宮崎県景気DIは前月比5.5ポイント増の44.3と、2カ月ぶりに改善、全国順位は前回の45位から21位に上昇した。シルバーウイークに加え、天候に恵まれたことで、飲食料製造業者などで業界別DIの改善やサービス業などで売上が伸びていることが要因としてあげられる。

 宮崎労働局が発表した8月の有効求人倍率は1.08倍と前月より0.04ポイント増加、とくに正社員の有効求人倍率は統計を取り始めた以降、最高値に並んでおり、着実に改善が進んでいる。人手不足から、雇用者所得を増加させ、個人消費を押し上げる要因となるであろう。10月1日には鹿児島銀行と肥後銀行が九州フィナンシャルグループを発足させた。地域でトップシェアを誇る地銀の統合は全国初で、宮崎県での貸し出し競争はさらに厳しさを増していくと見られる。

 ガソリンや軽油価格の低下でコスト負担が緩和され、シルバーウイークによる消費の伸びなど上向き材料も見られる。その一方、不作により野菜価格は高値が続いており、運送業者にとっては積荷が少なく、小売業者にとっては買い控えが起きるなど、予断は許されない状況下にある。県内では公共工事発注が遅れていることや人手不足から、前月は工事業者が2件倒産している。今後も建設業者や小売業者などを中心に倒産が増加に転じる可能性は否定できず、動向には留意する必要がある。

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