みやビズ

2019年10月14日(月)
倒産情報(帝国データバンク提供)

3月分

2015/05/08
【各要因別】
・業種別では、小売業1件。
・主因別では、販売不振が1件。
・資本金別では、100万円以上1000万円未満1件。
・負債額別では、5000万円未満が1件。
・態様別では、破産が1件。
・業歴別では、5~10年未満が1件。


【概 況】
 3月の宮崎県内の倒産件数は1件で、29カ月連続して1桁台の推移となっている。負債総額は2800万円で、前月を600万円上回った。


 (株)FSクリエイトは、2010年1月設立。宮崎市柳丸町の商業施設「フェニックスガーデンうきのじょう」で、バイキング店「和さび」を営業していた。寿司や和洋食メニューを中心とした食べ放題の店舗で、当初は家族連れなどでにぎわっていた。

 その後、同業他社との競合や大手チェーン店との価格競争を背景に集客が低迷、メニューの刷新などを図っていたが集客は回復せず、2014年10月までに店舗を閉店して実質的に事業を停止、資金繰りの目処が立たずに事業継続を断念していた。

【今後の見通し】
 帝国データバンクがまとめた「TDB景気動向調査」によると、3月の景気DIは前月比0.7ポイント増の45.8と、3カ月連続で改善。企業の設備投資意欲が緩やかに改善しており、国内景気は、個人消費が景気上昇のけん引役を果たし、緩やかに改善すると見られる。宮崎労働局が発表した2月の有効求人倍率は前月と同水準の0.97倍となった。有効求職者数は減少したものの、有効求人数も減少したことが要因である。情報通信業や医療福祉、教育などの業界では人手不足が顕著となっている。

 帝国データバンク宮崎支店が発表したメーンバンク調査によると、県内企業のメーンバンク企業数トップは宮崎銀行。2位は宮崎太陽銀行、3位は高鍋信金。この3行で全体の8割近くを占める。県外行トップは4位の鹿児島銀行であった。鹿児島銀行と肥後銀行は、2015年10月に経営統合し、持ち株会社「九州フィナンシャルグループ」を設立する。鹿児島銀行は2015~17年度の中期経営計画を発表。本県でのシェア目標について、預金を14年度見込み比4・5ポイント増の10%、貸出金を3・5ポイント増の15%としており、貸出競争はさらに激化するものと見られる。

 円安による原材料価格上昇が食品関連業者などの運営を厳しくしており、4月から値上げを一部実施して小売店もある。前月2件の倒産は小売業、3月倒産1件も小売業であったことから、小売業については、今後も厳しい運営状況が続いていくものと見られる。地方創生交付金における「地方創生先行型」の交付金は1344億円で、観光・産業振興や人材育成などが活発化されると見られる。また、宮崎県内でも5月以降に、払った額より多額の買い物ができるプレミアム付き商品券の発行が見込まれ、消費の拡大が見込まれる。ただ、商品券の経済効果は一過性のものと見る向きも多く、消費の大きな底支えになるとは言い難いため、小売業やサービス業を中心に、個々の体力が弱い企業については引き続き注目していく必要があろう。

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