みやビズ

2019年6月16日(日)
倒産情報(帝国データバンク提供)

8月分

2014/09/09
倒産件数
【各要因別】
・業種別では、サービス業2件、卸売業1件。
・主因別では、販売不振2件、放漫経営1件。
・資本金別では、1000万円以上5000万円未満2件、5000万円以上1億円未満1件。
・負債額別では、1000万円以上5000万円未満1件、1億円以上5億円未満2件。
・態様別では、破産2件、特別清算1件。
・地域別では、宮崎市・延岡市・北諸県郡が各1件。
・業歴別では、15~20年1件、20~30年1件、30年以上1件。

【概 況】
 8月の宮崎県内の倒産件数は前月より3件増の3件であった。負債総額は4億4900万円。22カ月連続の1桁台の推移が続いている。

 なお前月は、任意整理を除く法的整理のみを対象とした2005年5月の集計変更後では、06年9月以来の0となっていた。

倒産企業


 負債額が最大だった倒産は、北諸県郡三股町の(株)旭ヶ丘ゴルフ倶楽部。1989年の設立で、ゴルフ練習場として合計64打席を有していたほか、9ホールのショートコースを運営していた。親会社である(株)亀元コンクリートが売り上げ不振で13年4月に民事再生法の適用を申請し、事実上倒産した。そのため同社設備や営業権を第三者に売却していたが、抱えていた負債が売却代金に及ばず法的整理に至ったものである。

 1億円の負債で特別清算となった(株)M商事の旧商号は(株)宮崎サンシャインエフエムである。放送法の絡みから、商号変更した(株)M商事が債務を引き受けて法的整理を行い、14年4月に新たに、(株)宮崎サンシャインエフエムとして会社を設立して放送事業を継続している。

 (株)谷川正商事は家電製品卸売業者で、ピーク時には約4億2800万円の売り上げを計上していた。しかし大手量販店との競合、取締役の病気療養などで最新期では約6000万円にまでダウン。受注が回復せず、決済難に陥り、14年1月には事業を停止していたもので、8月に入ってから破産手続き開始決定を受けた。


【今後の見通し】
 総務省が発表した、7月の1世帯あたりの消費支出(2人以上世帯)は、物価変動を除いた実質で前年同月比5.9パーセント減と、4カ月連続で減少したほか、厚生労働省発表の有効求人倍率(季節調整値)も前月から横ばいの1.10倍となるなど、指標は悪化および停滞している。

 株式会社帝国データバンクが9月に発表した景気動向調査(調査対象2万3533社、有効回答1万1023社)によると、8月の景気DI(46.2)は3カ月ぶりに悪化した一方、宮崎県の景気DIは45.2(平均値50)で、前月比3.5ポイント増と3カ月ぶりに改善している。小規模業者のDIは前期より悪化したが、中小企業や大企業の非製造業者の景況感が改善したためである。

 地場産業の畜産関連では、中国鶏肉問題などから、国内産の引き合いが強く、鶏肉や豚肉などの畜肉価格が高止まりしている一方、8月に入ってから、台風や豪雨など天候不順は、野菜の高騰に示されるように、農林水産業に悪影響を与えるなど、一進一退の状況が続いている。

 第2次安倍政権が12月に判断する消費税率10パーセントの引き上げに対して、政策的な後押しや駆け込み需要も発生が予想される。

 倒産動向自体は低水準で推移しているが、個人消費の回復や設備投資計画の活況さは聞かれず、総じて県内景気は引き続き厳しい状況にあり、今後も楽観視できない状況にあるといえる。


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