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アナライズ

インフレに備えた資産運用 二宮清子さん(ファイナンシャルプランナー)

2014/11/28
ファイナンシャルプランナー 二宮清子さん「インフレに備えた資産運用」

学ぶことでリスク減る


にのみや・きよこ 宮崎市出身。日本大学短期大学部卒。2011年1月に独立系ファイナンシャルプランナー事務所「幸せマネープラン」を開業。日本FP協会宮崎支部長も務める。

にのみや・きよこ 宮崎市出身。日本大学短期大学部卒。2011年1月に独立系ファイナンシャルプランナー事務所「幸せマネープラン」を開業。日本FP協会宮崎支部長も務める。

 経済政策・アベノミクスの継続を争点の一つとした衆院選は12月2日公示、同14日に投・開票される。選挙結果がどうなるか、見通すことはできない。だが選挙結果はどうあれ、インフレへ少しずつ動き始めた日本経済の流れは止まらないのではないか。長く続いたデフレ時代には、モノの価値も、人の価値も、不当に低く扱われている部分があった。頑張っても頑張っても給料が上がらなければむなしくなるばかり。インフレにシフトすることで、モノや人の価値は健全性を取り戻し始めるだろう。

 ただ、インフレ時代を迎えるにあたっては備えが重要となってくる。インフレは「モノの値段が上がり、お金の価値が下がり続ける」状態であり、資産を「現金のみ」で持っている家庭では資産の価値が下がることになるからだ。これは企業でも同じこと。

 私は常々、どんな状況になっても家族(企業)を守ることができる強い家計(財務)づくりが必要だと感じている。デフレ時代は現金が強くなるが、現金一辺倒ではインフレに対して家計が弱くなる側面をここ数年で実感してきた。あくまで“許す範囲”ということが前提となるが、リスクを取りインフレに対応できる金融商品を持っておくことが大切だと感じている。

 政治によって経済情勢が大きく変わるという外部要因リスクから家計を守るためにも、インフレに対応できる柔軟性を家計に持たせることができれば、アベノミクスによって資産が1.5倍に増えた人のように、“ラッキーマネー”を手に入れることができる。しかし、株式は最悪の場合ゼロにもなるので大きく資産が目減りするケースがあるのも事実。リスク商品に対する処置はただ一つしかない。それは「学ぶこと」だ。

 米国の投資家、実業家で、「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏
は「投資はリスクではない。投資を学ばないことがリスクだ」と書いている。また、「最も大きなリスクは資産運用をためらうこと」とも。ただ、これには追記があり「倹約をし、身の丈に応じた生活をすること。投資の勉強に時間と労力を注ぐこと」と強調している。

 家計は「稼ぐ・減らす・貯(た)める、増やす」の4本のタイヤが同時に回って、はじめてスムーズに走ることができる。それぞれのタイヤが強度を増せば、家計はさらに強くなり、資産形成のスピードも増す。「増やす(資産運用)」まで着眼し、積極的に投資を家計に取り入れる家庭は、全体からすると少ないと感じる。しかし、投資が、豊かに幸せになるための一つの方法であることは確か。学んでみて損はないと感じている。

 投資というと、多額のお金が必要だと思っている方もいるかもしれないが、実際には5000円、1万円といった少額からでも始めることができる。毎月の貯蓄額が数万円ある場合は、学びながら、その一部を投資にあててみてはいかがだろうか。

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